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【お題日記】挫折と再挑戦の経験【開発設計の仕事では当たり前】

2024年12月08日 12:30

【お題日記】挫折と再挑戦の経験【開発設計の仕事では当たり前】

一人プロジェクトXですよ
前のプロジェクトXは面白かったけれど
今の新シリーズはダメですね
突っ込みどころが有り過ぎる回も多いから
本当に無謀な挑戦した案件が無くなってるのかな?

私は巨大企業開発部隊に召集されて参加してきました
会社が大きくなり過ぎると、普通の案件では社内開発部門からアイデアが出ても
部署内の上司に稟議を回して通過しても、その上の部署(ネックは経理)から却下されたり
大きい会社ほど何度も稟議を通過させなければならず
通すためのプレゼンまでしなければならない足止め・足踏みさせる時間の浪費の壁が
プレゼンする為に余計な時間を使い、検討して決断してもらう為の時間も必要
更に通過しても上で同じ事が繰り返される
一度、上層部もそこを解ってるので
社長直属のプロジェクトとして稟議は一度だけ、資料は簡単な物で通せたりする
プロジェクトに参加した事が有りましたが
残念な事に、そのプロジェクトリーダーは東大大学院を出て数年のキャリアです
開発経験も無く、専門とは言え、過去の開発を学んでても進行形の新しいチャレンジを判断するには
経験不足で失敗すればトップの責任も問われるので
アイデアを出しても、そのリーダーが【理解できなければ却下】と言う厳しい物です
稟議によるタイム(日数)ロスは最小限だけれど
トップの理解力に依存するので、そのトップの理解できる範囲の物しか生まれません
そこを熱意で説得するのですが、まるでプロジェクトXな世界ですよね
しかし、トップもプライドの塊で、なかなか認めてくれません

そんな大きな開発から零細企業開発まで仕事すると
開発の仕方の大きな違いも見えて来る

大企業)は考えられる構造を出来るだけ盛り込んだ設計をする
 ・フル装備の重量に耐えるフレームや筐体設計
 ・初年度は販売の為に必要最低限プラス目玉になる装備で製造コストを抑える
 ・モデルチェンジタイミングリサーチした追加して欲しい機能を復活させて実装する
 ・コスト的に設計変更の許されないベースになるフレームは変更する事なく受け入れられる
 ・最初の投資が大きくてもモデルチェンジで延命出来る開発が出来るのが資本力の大きさ

零細企業】はとにかく初期開発費用を抑えて出来る限り安く・早く製品化して利益を出したい
 ・色んな可能性で、こんな事も可能ですと追加アイデアを出しても。それは必要ないとほぼ却下
 ・社長さえ承認すればミニマム構成で製造コスト開発コストも抑えてるから世の中に出るのは早い
 ・販売されてから営業から客の声が届き、こんな機能が有ったらと、欲が出て来る
 ・却下されたアイデアが殆どで、それに応えるにはベース構造を変更しなければならなくなる
 ・(ここが自分の力量で、絶対に後で要求してくると思われる機能を追加できる構造と内部スペースを
   最初から確保しておき、要求が出たら予め考えてた補強材を追加して、
   あえてレイアウトで新機能が入らないスペースにしておいたのを内部レイアウト変更で可能にする
   元々私の中ではこれが完成品なので既に設計は完了してるが
   追加補強とかレイアウトの見直しと言う事で一応の苦労は認めさせて開発費用回収に入ります)

中小企業は中間的な考え(資本力の差)で過度なマキシマム設計は求めないが発展性はある程度聞いてくれる

つまり大企業はMAX設計をしてから機能は減算して売れやすくしてから高機能版を出せる
零細公卿ではミニマム設計で客から要望が出ても対応しにくく、モデルチェンジごとに新規設計になる

ここが私の出所で、モデルチェンジしなくても何とかして高機能版が出せる工夫をいかに盛り込めるかですね

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