【お題日記】最後の晩餐は何食べたい？

記憶にある中の最高の美味

或いは

日常の食事

この二択です

最高の美味は、礼文島の雲丹

もう二十年ほど前にバイクツーリングで礼文島を廻りました

島の南西に桃岩って地域が有ります

そこは、遠浅の岩礁になっていて、潮の加減３０センチあるかないかの状態で、数十メートル進めます。

岩は大きなブロックを隙間だらけにして並べた感じ

その隙間に昆布がぎっしり生えていて、波に揺られて動いています

その昆布に雲丹がくっついてるんですよね。鈴なりに

腕を伸ばして、その雲丹を下からこそぐように掬うと

手の中が大小のバフン雲丹で山盛り！

小さいのを海に戻して一番大きなやつを、その場で割って頂きました

ん？濃縮された昆布の味しかしないぞ？んん？

そうなんです。あの綺麗なオレンジ色のゼリー状のものは、濃い昆布の味しかしません

因みに、その場で採って食べる位は密漁ではありません

直ぐ側を密漁パトロールの船が通りましたが、お咎めはありませんでした

持ち帰ると密漁だけど、食べるのはオーケーなんだそうです。地元の漁師に聞きました

あの雲丹体験は、その後、寿司屋さんで雲丹を食べられなくしました

あれ以上の美味は不可能だから

でも、良いんです。美味しい記憶を汚したくないんです。その想い出の反芻で満足だから♪

ということで、最高の美味は礼文の雲丹。利尻の雲丹じゃ無いですよ。

利尻は火山噴火で出来た島で、礼文はその浅瀬に砂が堆積してできたような島。

だから、昆布の味も微妙に違います。

その違いが雲丹の味の違いなのでしょう。

すみません。細かくて！笑


最後の晩餐の日常の食事となると、ご飯に一汁一菜。

これで良いです。汁も菜も指定はありません。

つまり、最後の日も普通に過ごしたいから。

特になにするでもなく、普通に暮らす。それで充分です♪