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ショートバス コミュニケーションとしてのセックス

2007年08月27日 08:48

ショートバス コミュニケーションとしてのセックス

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」で一世を風靡したジョン・キャメロン・ミッチェル監督・脚本の映画です。
渋谷シネマライズに日曜日の昼に行き見ました。
相変わらず見終わると首が疲れてしまう映画館なのですが、かかっている映画はいい映画が多いので困りものです。

さて、ショートバスってなんだろう?これは自動の送り迎えのバスは長いですけど、肢体不自由児や精神障害児など用の少人数用のバスだそうです。むろん、こんなバスは出てこないで、映画の登場人物は他人との関係をうまく取れなくて、それをセックスによって取ろうとしている人々が集まる特殊なサロンショートバス」を舞台としています。
 ニューヨークの町を紙で作った模型のように俯瞰するカットから始まりますが、これは実はアニメらしいです。で、始まるや否や、自分のペニスえびのように丸くなってしゃぶることで射精にいたる若い男性ジェームズや、それを望遠レンズ盗撮している男性カレブ、恋愛コンサルタントをやっているけど夫とのセックスではイケなくて、そのふりをしている女性ソフィア中国アジア人という設定)、SM女王様をしているけれど過去に問題があるセブリンなどの寝室で物語りは始まります。
 のっけは観客である我々も「あらっ」と思ってしまうほどのあらゆるセックスオンパレードなのですが、それが、ショートバス舞台にして、ジェームズとそのパートナーである男性ジェイミーとの関係、ソフィアの夫ロブとソフィアとの関係、セブリンの他人との関係、ストーカーであるカレブ(物語の最後の方にやっと重要な役をするようになりますが)、ジェイミーとジェームズの間で三角関係となる男性セス、さらにショートバスに集まる様々に人物によるセックスを見ているうちに、そのセックス生殖ではなくて、言語とは別の形態コミュニケーションであることを感じるようになります。
 それはゲイであるジョン・キャメロン・ミッチェルだから撮れたのかもしれませんが、保守的アメリカ、それも9.11事件以降さらに保守的になっているアメリカで、よくもこのような映画が撮れたものです。
 R-18指定ですので、18歳以上の方は是非見てください。だって、ぼかしだらけですが、この映画では本当にセックスが(男女であれ、男男であれ女女であれ)おこなわれているとのことで、この映画で撮られたオーガズムはすべて本当だとのことですよ。

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