アイラブブラーバ

引っ越しして4年が経った。
前の家は広かったので、ルンバ2台とブラーバ1台にお掃除させてた。
狭い家に引っ越したので、古いルンバ1台は処分して、1台は義姉に譲り、ブラーバだけを連れて来た。
ルンバは喧しいし、丸いから隅の埃が残るのが嫌だったのだ。
しかし、この4年でブラーバを使ったのは1度きり。
狭いとクイックルワイパーで十分なのだ。
しかしずっと部屋の隅にあるブラーバが気になったので、久しぶりに働かせてみることにした。
パッドの色が3色あり、どれがどのように掃除するタイプだったかすら忘れてしまってて、忘れられたブラーバが不憫になった。調べて青いパッド（拭き掃除用）を取付け、水を入れて作動させる。
ボタンを押すと電子音が鳴り、ウィーン…と働き出した。しかし水が出ない。
なんで？と思いながら、ブラーバの手助けをすることにした。ウィーン音に合わせて霧吹きで床に水を吹き付ける。
何やってんだろう…自分でクイックルワイパーで掃除した方が早いやん！と思いながらも、ブラーバ頑張れ！と応援しながら水を吹き付ける。
10分ぐらいしたら急に、ウィーン音と共に水が出た。
おお！やる気になってくれたか、ブラーバくん！
嬉しくなり「頑張ってくれよ」と声をかけ、2階に上がって自分の部屋の整理に取りかかる。
しばらくして1階に下りたら、ブラーバは止まっていて、フローリングはピカピカになっていた。私がクイックルワイパーで掃除するのとは雲泥の差。とても美しく輝いている！
よしよし。よく頑張ってくれたね。
ブラーバは褒めて伸びるタイプのようだ。
これからはもっと活躍してもらおうと思った。