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- コミンテルンが我が国の歴史を狂わせた。中学校の歴史授業でゾルゲ事件を教えるべし。 我...
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主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました
2024年04月27日 21:42
件名:主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。
差出人: 久光
いきなりのメール失礼します。久光さやか、29歳の未亡人です。お互いのニーズに合致しそうだと思い、連絡してみました。
自分のことを少し語ります。昨年の夏、わけあって主人を亡くしました。自分は…主人のことを…死ぬまで何も理解していなかったのがとても悔やまれます。
主人はシンガポールに頻繁に旅行に向っていたのですが、それは遊びの為の旅行ではなかったのです。
収入を得るために、私に内緒であんな危険な出稼ぎをしていたなんて。一年が経過して、ようやく主人の死から立ち直ってきました。
ですが、お恥ずかしい話ですが、毎日の孤独な夜に、身体の火照りが止まらなくなる時間も増えてきました。主人の残した財産は莫大な額です。つまり、謝礼は幾らでも出きますので、私の性欲を満たして欲しいのです。お返事を頂けましたら、もっと詳しい話をしたいと考えています。連絡、待っていますね。
以上、引用終わり。
知ってますか? このスパムメール。以下に解説があります。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/9349.html
解説を一部抜粋します。
(引用)
アリクイスパムとは上記の文章がそのまま送られてくるスパムメールである。2006年7月~8月頃に流行しており、ネット界隈では一時評判になっていた。「現代用語の基礎知識2007」にも載っている。
「主人がオオアリクイに殺されて」というインパクトある件名により多くの人がついつい覗いてしまったという。内容自体は夫を亡くしたお金持ちの若い未亡人(自称)が慰めを求めて…というこの手のスパムメールにはありがちなものであるが、いろいろとツッコミどころが多い。
(引用終わり)
わしね、思うんですよ。こんな荒唐無稽と言うか奇想天外なスパムメールが誕生した背景は、スパムフィルター回避の為だとか、人を騙すために存在している組織が容易に騙される人を見つけるための撒き餌だとか解説されていますがね、それだけではないんやないか、と。
誰が読んでも爆笑しますよ。良く言われることですがオオアリクイは中南米の動物なのでシンガポールに行っても遭遇しません。そして話の流れの唐突さ。誰が読んでも事実ではないと即座に確信する真実味のなさ。スパムメールはそうした内容が多いですがこれは歴史的なダントツの作品です。
わしも当時、このメールを受け取りそのタイトルから読まざるを得なくなり、読んで爆笑したことを覚えています。
そうした悪の組織の末端のパシリの連中の中にも、ユーモアを解するやつがいて、よっしゃ、カモ見つけるためやけどいっちょ笑わせたろか、という感覚でこのメールを書いたのではないか、と。
恐らく、大阪のあんちゃん?
そう考えると愉快です。
そのにいちゃん、今はどうしてるやろなあ。
まともな仕事してちゃんと納税して真人間になってくれてたらええけど。
そのインパクト故に、2016年には舞台で上演されたりもしたそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=3sZ3trReuu0
ネットではこれを題材に色々な作品が生まれています。添付もその一例。
何か、すごくないですか?
最近のスパムメールは、どれも小粒というか、関西人が言う「おもんない」ものばかりですな。
タイトルにグッと来て思わず読んでしまう、という体験をもう何年していないことか。
スパムメール業者の奮起を期待します。
皆様ええ連休を。
このデジログへのコメント
センスのあるお方が作られたのかも知れませんね笑
> ☆misako★さん
これを作った人は間違いなくセンスあると思うよ。ただ、その後にこうした作品が一切誕生しないのが残念。組織の側では良しとされなかったんやろな。その余裕のなさが残念や。
男性にはこんな面白いメールがきたりするのね。
美奈なんか、最近はメールなんてこないわよ。
迷惑だからいらないけど。
旦那さんの死後1年で身体の火照りか…
若ぇなぁ。
> mina.nさん
かつてはスパムメールにもこういう伝説になる作品があった、という例やね。
わしが知る限り、それ以降こうした作品は生まれていない。何とも残念やで。
> mina.nさん
わしはこの作品の作者が今どうしてるのかが知りたい…
この才能を、まともな方面で生かして欲しいよ。本人の為にも、社会の為にもね。
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