神さまは人の中に。

この世に、神さまがいるのだとしても、多分、自然法則に則って人間を作り出しただけで、運命やら生き死にやら善悪やらにはお構いなしなのだと思う。（勿論、生み出したことは凄いことだけど）。

もし神さまが「よし、ちょっくら人間という生き物を作って育ててみよう」と思うなら、弱いものを強いものが力で支配したり、地球を汚して自滅しようとしたり、男女民族宗教などで差別しあったり、そんな愚かな人間は作らないと思うから。

でも、そんな愚かな人間が時として、「ちょっと待て。人間は殺しあいなんかしてるほど馬鹿なのか？確かに力ずくで相手を思い通りにすれば出来るだろうけど、そんなやり方はオカシイだろ？」とか「あいつ困ってるから助けてやろう」とか思うときがある。

そのときの、その心の中にこそ神さまはいるのだと、僕は思う。

世界を見下ろす空の上にではなく、ケモノのように生きるだけでない、それぞれの人の中に神さまがいるのだと、今日は思った。

ケモノにも神にもなれる人間の、素晴らしさ。