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趣味は読書、五木寛之に対する謂れなき偏見
2021年06月11日 06:19
五木寛之の作品を読んだのは、「恋歌」が最初で、中野良子主演のドラマの色帯が付いていたからである。
それまで、ミステリ、SF、そして芥川、漱石、三島由紀夫、川端康成、遠藤周作、北杜夫などを読んでいたが、文学とも違い、エンタメ小説とも違う中間小説を読んだのは初めてだった。
手元に現本が無いので、印象しか覚えていないが、ストーリーよりも、作品の中に、自作の歌謡曲の歌詞が出て来て、それに対する自画自賛のような描写に感じた違和感を覚えている。
次には友人に勧められて、「青春の門」を読み、放浪編まで読んで挫折した。
それ以来、五木寛之の作品は読んでいないが、その間多くのベストセラー小説を出していて、だんだん「他力」など小説でない方に変わって行った。
ベストセラー作家なのに、初期の作品は文庫ではほとんど読めず、エッセイも手に入らない。
今はなんとなく、人生相談のようなものばかり書いている(ような印象)。
文春の「青年は荒野をめざす」「蒼ざめた馬を見よ」くらいは探せば手に入るが新潮文庫は全滅に近い。
五木寛之が小説を書いていた頃の作品を、急に読みたくなっている。
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