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【お題日記】最近こんな本読んでます
2020年11月08日 23:41
つい先ほど読み終わりました。
小川一水著
「第六大陸」 (2003年)
何年か前から、小川一水さんの小説を読んでいます。
ジャンルはSF。
短編から超長編までさまざまありますが、今回は全2巻。
近未来、日本の民間企業が月面開発をするお話です。
地球上の五つの大陸に対して、六番目の大陸。それが月。
月で人類が生活していくことを目指して、さまざまな困難を乗り越えて、人々が奮闘していきます。
設定の一部は現実離れしたところもありますが、ロケットや月面での様子、スペースデブリ(宇宙ゴミ)の問題など、内容のほとんどは、現実的でシビア。
ただし、
登場人物は「下町ロケット」のような、おっさんばっかりではなく、主人公は、若い男女。
その2人の人間的な成長や恋愛模様も描いています。
また、日本だけでなく、アメリカのNASAや中国の宇宙開発、さらに宗教観まで幅広く、月に関連する事がらが出てきます。
長い苦労の末に月面開発が進んでいくのですが、物語の魅力は、それだけではなく、この作家の他の作品と同様、人々の立場や考え方は違うけれど、必ず分かり合える、多様性を認めて共生していけるという希望を伝えているところだと思います。
さて、
月といえば、
古来、ロマンチックな人達が夜空を見上げて、自分の思いを託したりしてきましたね。
遠い月に思いを馳せて、眺めているばかりではなく、行ってみよう!というのも、また、ロマンチックなのでしょうね。
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