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死ぬことを考える

2020年10月23日 09:04

死は、考えにくい。いつか考えなきゃいけないとはわかっているのに、後回しにしてしまう。やり残した夏休み宿題みたいになっている。夏休み永遠に続くならば、夏休み宿題はない。やらなくていい。でも、永遠じゃないとしたら? やらなきゃいけない。

 死ぬ前に考えて、「態度と覚悟」を決めること。「態度と覚悟」とは、生きざまのことで、死にざまのことではない。死をコントロールすることはできないけれど、「いつ死んでもいいように生きる」というのは、態度と覚悟の問題で、これは本人次第でどうにでもなる。

 そうすると、なんとなくその人は、一味違う──たとえば品格や落ち着きが出てくると思う。これが、「教養」ということの基本だと思う。

 死ぬことを考えるということは、自分がいなくなった、この世界について考えるということ。

 自分がいるこの世界について考えるのは簡単だ。見たり、感じたりすればいいんだから。でも、自分がいなくなったこの世界を見たり、感じたりはできない。ほかの人が死んでも、その人が死んだあと、世界はあった。ほかの人から見れば、私が死んでも、世界はある。でも、私にとっては、もう世界は、なくなってしまう。このとんでもないギャップを理解すること──それが、死を受け入れる大事な一歩。

 だから元気に生きるためのワサビみたい、この「死」というのは。

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