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重い話(35年前の日本航空123便墜落時件)

2020年08月12日 08:26

35年前の8月12日、午後6時56分群馬県多野郡上野村の高天原山の尾根(通称:御巣鷹山)に日本航空123便が墜落しました。
乗員乗客524名の内、生存者は4名。
単独の航空機による事故として史上最悪の事故であります。

原因は同機が以前に起こした尻餅着陸の修理箇所の不良工事により尾部圧力隔壁が破損、垂直尾翼と補助動力装置が脱落し、油圧操縦システムを全喪失、操縦不能に陥ったこと。

自分は当時小学校高学年で毎年夏の自由研究はその夏の出来事を新聞スクラップして表にして記録するという物を作っていたのでよく覚えております。

まぁ、
ジェット旅客機黎明期に起きた英デ・ハビラント社の「コメット旅客機(初の実用ジェット旅客機)の空中分解事故(原因がわかるまでに複数回発生した)等後になれば理解できる航空事故のひとつなのですが、なぜか陰謀論がすごい。
曰く
自衛隊の演習用標的が衝突した
いや、自衛隊機が撃墜した
墜落後に陸上自衛隊が生存者を火炎放射機で殺して証拠隠滅を図った

これらの陰謀論がなぜ出るのでしょうか?
もし、日米政府が陰謀をたくらんでいたとして、これほどまでに大きな工作をすれば漏れます。
てか、生存者がいる段階でおかしいですよね。
本気で陰謀を行ってるなら生存者を病院に収容したあと暗殺しますよ。墜落時のショックによる後遺症とか言って。

で、発見された落下物や機体にも『内側から破損した跡』が見つかっています。
ミサイルだの標的だのが外から影響を及ぼせば外からの跡が残ります。
また、裁判でも米ボーイング社の修理ミスが認定され賠償金を払っていますが、もし、これが陰謀の一端ならボーイング社員、元社員から内部リークされてますよね…日米両政権を吹き飛ばせますし。

まぁ、原爆運んでたとか殺すべき人間がいたとかの陰謀の理由までいくとおさわり厳禁の危険物としか言えませんンな…


ともあれ、35年前のあの夏の日に意図しない、想像すらできない状況でお亡くなりになられた方々のご冥福を改めて御祈念致します。

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