石油覇権争い　　原油価格が下落　　世界金融破たん

コロナウィルス　が　密接に関わっている内容。

(＠_＠;)
中国が、コロナウィルスは米国が齎したと言う。

もし、中東でコロナウィルスが流行した場合は、
中東石油供給は危機的な状況に陥ると言われる。

３/２８、サウジ石油施設がミサイル攻撃されて、
米軍提供のパトリオットミサイルで迎撃された。
が、反政府武装組織フーシが勢力を拡大傾向…

２００８年のリーマンショック後、２０１１年、

リビアの政変による原油供給の大幅減を契機に、

マネーが原油市場に流れ、１００ドルとなった。

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世界中の産業が停滞することで原油需要が減り、

サウジアラビアの原油生産高を減らせられれば、

原油価格が高騰して、サウジもロシアも米国も

財政が安泰となる…恐慌はコロナよりも深刻。

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(^<^)

では、動　画　を　ご　覧　く　だ　さ　い　

黒川敦彦氏のオリーブの木

1バレル（１５９ℓ）20ドル割れ.　
石油大暴落のゆくえ.　

https://youtu.be/8Sba0x2DTGU

３月３０日米国WTI先物市場で.　
原油価格１バレルが１９ドル９２セント.　
原油価格の下落が止まらない

最高値は２００８年７月
１バレル１４７ドル

アメリカ、ロシア、サウジアラビア
が　壮絶な覇権争い　を
繰り広げている
どこが勝つのか


石油生産量トップ３の争い
アメリカ合衆国　676
サウジアラビア　583
ロ　　シ　　ア　556
カナダ　259
イラク230
イラン214
中国　193
アラブ首長国連邦　181
クウェート150
ブラジル　136
メキシコ　102
ナイジェリア　101


日本人は得をしている
ガソリン価格
１月　レギュラー１４１．２円
３月３０日　１２５．２円
火力発電のコストも減り、
電気代なども下がる可能性あり


石油の消費量は伸び続けているが
石油価格は世界情勢で大きく変動

原油価格の変動因
↓アジア通貨危機　１９９７年
↓同時多発テロ　２０００年
↑中国バブル　２０００年代
↓リーマンショック　２００８年
↓米国シェール革命・チャイナショック・ギリシャショック
　　　　　　　　２０１４末～２０１５年末
↓世界同時株安　２０１８年
↓今回の金融危機


３月６日　OPECプラス
参加したロシアは石油の減産には応じられないと宣言
会議場はお通夜のような状態だった
サウジも石油増産を宣言
米、露、サウジの「石油戦争」勃発

３月６日　OPECプラス
アブドルアジズ（サウジアラビア・エネルギー相）
「今日という日を後悔するだろう」と発言した
　　対ロシアへの宣戦布告
　　サウジの石油増産決定


最もピンチなのはアメリカ
シェールオイルはコスト高
ロシアとサウジの価格競争に対応不可
サウジに対して、外交的圧力をかける
ロシアには経済制裁を検討している

これから　パ　ン　デ　ミ　ッ　ク　と

金　融　危　機　と　景　気　後　退

石油の需要はしばらく低迷すると予測される
よって、１バレル２０ドルを下回る


アメリカはシェールオイルを高いコストで採掘する
２０１４年頃からシェールオイル生産は大きく伸長


＜バレルあたり採算ライン＞　　世界の現状は２０ドル
サウジアラビア　７ドル
シェールオイル　５０ドル
サウジは楽勝に思われるが、財政黒字化には９０ドル必要
（サウジの国家予算の大半は石油に頼るので、ピンチ！）
ロシア政府の計画は４０ドル


ロシア財務相　３月９日
「ロシアの財政は原油価格が２５ドルでも
　１０年間は耐えられる」と強気発言した
金融バブルもなく、財政は健全に見えるが
ロ　シ　ア　の　国　家　予　算（２０１８年）
　歳入２０．８兆円
　歳出２２．５兆円
年間の生産４１．７億バレルで２８．２兆円
（２０１８年　１バレル６３．２ドルの計算）
１バレル２０ドルだと、年間１９．２兆円の損失
歳入２０．８兆円の財政では、破綻しかねない？


サ　ウ　ジ　の　国　家　予　算（２０２０年）
　歳入２４兆円
　歳出３４．６兆円　　　財政赤字５．４兆円
年間の生産４４．８億バレルで３０．３兆円
１バレル２０ドルだと、年間２０．７兆円の損失


ロシアの通貨ルーブルがドルに対して大暴落した

サウジの通貨リヤルはドルに対して固定相場制


サ　ウ　ジ　ア　ラ　ビ　ア　　危ない理由　

サ　ウ　ジ　ア　ラ　ム　コ　の　株価暴落
元国営石油会社が上場した　時価総額１９０兆円
（米国のGAFAも超え、世界最大の資産額）
（TOYOTAの時価総額４０兆円 の 約５倍）

サ　ウ　ジ　・　ビ　ジ　ョ　ン　２０３０
　サウジアラムコの上場資金で
　サウジアラビアの発展を計画
国　家　計　画　　が　破　綻　危　機　



サルマン王子　の　求心力　も　低下する怖れ
（生きた政敵をノコギリで切り刻んだ王子）
彼は　ソフトバンク　に５兆円を出資していた。
ソフトバンクは追加の資金援助も得られないし、
すでに借りた援助資金も引き戻される惧れも

王子が、政敵カショギ氏をノコギリで切っても
赦されたのは　サウジ経済が強かったからだが、
不況時は、サルマン王子の求心力低下が起こる。
抑圧されてきた人たちからの反撥も予想される。


原油高で、ロシアとサウジは外貨を準備できた。
原油安で、両国の外貨準備高は減る一方である。
ロシアもサウジも、石油暴落が長期化した場合、
外貨準備が激減し、自国通貨が暴落する可能性

他方、アメリカでは、原油安で、
シェール業界に大量倒産の見込み

すると、石油産業向けのファンド、
ハイイールド債が大暴落しそう…
高利率なジャンク債（ゴミ扱い）、
例えば、CLOなど、が価値を失う。
原　油　安　は　米国金融業界の　
「金融危機」を加速する可能性


トランプ大統領は困っているか？
１１月に大統領選挙があるが…
元来、彼は原油安を好んできた。

２０１１年１０月２１日には、
「なぜ、原油価格８６ドルなの？
OPECは我ら剥ぎ取ろうとしてる。
１バレル３０ドルもしないはずだ。
アメリカは新しい指導者を求める。」
とTwitterで書き、庶民にとっては
原油安がありがたいと主張していた。


むしろ、ロックフェラーが困るのでは
トランプとロックフェラ―は親密でない。
凋落中のロックフェラーにとどめ刺し
悪名高きDavid Rockefeller　は亡くなり、
現在はJay Rockefellerが家長を務めるが、
民主党議員だった。トランプは共和党。

３大石油メジャーはロックフェラー社だった
ＥＸＸＯＮ、ＣＨＥＶＲＯＮ、ＭＯＢＩＬＥ
２００８年のリーマンショック以降、衰退…


今回の石油戦争で
世界の石油覇権が大きく変わろうとしている

アメリカ、ロシア、サウジ

どこが勝つか？　結果は

すぐには見えてはこない。

しばらく硬直が続きそう…

どこが離脱して、どういう勢力関係に収まるか？

世界の政治経済の情勢に大きな影響を与え得る。

引き続き、石油下落問題を追いかけていきたい。


(^_-)-☆　　続　報　に　乞　う　ご　期　待