京都市長選

盛り上がってますな…


と言いたいけど投票率は最終的に30％程度と余りに低調。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200202/k10012269641000.html


NHKの出口調査によると現職の門川候補がリードしています。

この選挙、事前に現職陣営の「反共」広告で話題を集めました。わしは感心しましたよ。ウトロ地区を始め特殊な地域事情が多く、元々共産党が強い地盤で正面から「反共」を謳い選挙を戦う。見上げた勇気です。


これに対し挑戦者の福山陣営はパロディーの広告を掲載して一部で評価されるという現象が起こります。

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/466414

（引用）

　顔写真付きの応援団のスペースには、50音順に13人の方々が掲載され、
香山リカ氏（精神科医、立教大学教授）、
志位和夫氏（日本共産党委員長）、
浜矩子氏（同志社大学教授）、
山口二郎氏（法政大学教授、政治学者）、
山本太郎氏（れいわ新選組代表）
など著名な文化人や政治家の顔が並ぶ。

　そして門川候補の顔写真スペース同様、福山候補の顔写真にも「期日前投票に行ってください」と記されたうえ、前者で
自民党・公明党・国民民主党・立憲民主党・社民党
など応援団体のスペースに
共産党・れいわ新選組・新社会党
などが記されるという徹底ぶりである。

（引用終わり）

これをどう見ますか？

与野党相乗りの現職候補。

対する革新系の候補。

わしは地方選挙として十分に盛り上がるシナリオだと思うのですが、投票率から判断するに有権者の関心がそう高かった訳ではなさそうです。


まあ自民党・公明党・国民民主党・立憲民主党・社民党が推す現職候補って何？


と普通は思いますよね。


対して共産党・れいわ新選組・新社会党が推す新人はなるほど、京都市制をスターリン時代に戻したい、或いはチュチェ思想を強制したいんやな、と分かる。


応援したい人はそれは盛り上がるでしょう。


しかし一般の有権者はそうではなかった。

共産党はんのやり方も実力も知ってるし。

今の市長はんはそう悪くあらしまへん、と判断しはったんでしょう。




一つの話題として、反共広告に反発した有権者は、それをパロディーにした福山陣営の広告を見てそちらに投票しようと思ったか？という点。

わしはなかったと思いますね。



だって、賛同者に香山リカ、山口次郎、山本太郎ですよ？


普通は距離を置きたいと思う極左思想のテロリスト集団。そう思われるのが関の山です。

ろくな選挙参謀がいなかったことが分かります。




確たる結果が出るのは夜半でしょう。



わしは現職の勝利を予想します。



（余談ながら。立民の福山幹事長が「反共」広告に関して質問され、「違和感がある」と答えた、という件には笑いました。一部で共産と立民の選挙協力が取り沙汰されていることを考えればこれは聞かれたくない質問だったことでしょう。共産党と相乗りすることは党の存在意義を自ら否定することになりますからね。今でも既に希薄な意義がいよいよなくなれば自らの政治生命は終わります。どうでもいい話ながら。）