- 名前
- nik_ana
- 性別
- ♂
- 年齢
- 54歳
- 住所
- 愛知
- 自己紹介
- 日記を通じて色々な話がしてみたいです
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
【お題日記】最近読んだ本
2019年11月01日 01:42
最近実は読書にはまってまして~
もともと小説や文学作品などはあまり興味がなかったのですが、色んな方の日記の影響で少しずつ興味をもって読んでいます。
夏目漱石の作品の中の或る有名?な格言――
『結婚をして一人の人間が二人になると、一人でいた時よりも人間の品格が堕落する場合が多い…』
という一文に惹かれたのがきっかけです。
「行人」という作品中の一文なのですが、何しろ作品自体が400ページ以上もの長編作品なので、まず読了するのが大変でした~、。
のみならず、難読漢字がかなり頻出し、明治時代という時代背景からも一文一文を丹念に調べながら読んで、
当時の景色や町並み、貨幣の価値観、服装、物資の貧しさ、地名、交通手段……
等々をイメージしながら読まなければ、なかなか理解して先に進めないという、難解極まりないものでした。
夏目漱石というと余りにも有名で、名前だけは誰しも知っているでしょうが、私は正直あまり深くは知りませんでした。
実際に読んでみた結果としては、やはり何より漱石さんの膨大極まりない知識量と斬新な発想力、豊かな経験から裏打ちされた非常に高度で深い人生哲学、細部に至る人物や時代背景の描写力…
などに驚かされます☆☆☆☆☆
先ほどの一文も、
「行人」の中の、〈一郎〉という人物が〈お貞〉という女性に対して何気なくアドバイスした言葉の一部なのですが、
こんな感じの意味深い格言は、他にもたくさんこの作品の中に隠れています。
時代が明治とはいえ、現代の我々にも実に意味深い言葉が漱石さんの作品に数多く見られるのは、とても有り難いと思います。
当時は今の時代のように、テレビもラジオもなかった為か、〈書生〉という言葉がよく出てきます。
要は書斎に入りびたり、〈作家〉という職業につく人がかなり多かったように思います。
今で言う、人生の〈暇〉を当時は〈書生〉という形で消化していたのかも知れません。
・・・
結局今のところ、
「こゝろ」
「坊っちゃん」
を読了しまして、只今一番有名な
「吾が輩は猫である」
を読んでいるところです。これはなんと600ページ以上~!!
今やっと6分の1を読み終えました、、しかも今回はかなり難しい~( ;`Д´)
読了できるのはいつのことやら………
このデジログへのコメント
コメントを書く