がん患者の自己再生を支援

今日は
「マギーズ東京」センター長
秋山正子（あきやま　まさこ）さんの話


『病人ではなく一人の●●に戻れる』


●に言葉を入れて下さい。（ひらがなで４文字）

答えは、本文で

■本文

東京・豊洲にある２棟建ての平屋に
がんのさまざまな悩みを抱えた人たちが訪れてくる。
相対するのは、秋山さんや看護師、保健師、心理職の人たちです。
「こうした方がいい」と答えを出すことはしません。
その人が、何に重きを置いているのかを理解し、自分で結論を出せるように、情報を提供する。
それが「マギーズ東京」です。
寄付で運営され、利用料も予約もいりません。
２０１６年の開設から、１万３千人が訪れました。
「病人ではなく一人の人間に戻れる」
「死の恐怖にあっても生きる喜びを感じられる」
そんな、がん患者が自己再生するのを手助けします。
＊　　＊　　＊
秋山さんは、１６歳で経験した父の死がきっかけで、看護師を志しました。
末期のがんで、自宅でふせっていた父に
「何もしてあげられなかった」
＊　　＊　　＊
「もっと早く別の選択肢もあることを知ってもらえたら」
マギーズセンターは、一つの解でもありました。


朝日新聞 2019.2.2


親は、自分より先に亡くなってしまうんだということを　あらためて考えたいと思います。