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どんな人が好きですか? 続き x 7
2018年12月29日 23:10
原価が50%を超えると、普通の場合は利益を出すことが難しくなります。
特に商品自体が大きかったり重かったりする場合は、保管する棚のスペースが大きく必要ですし、輸送費が思った以上に掛かりますので、きちんと採算がとれるのか計算する必要があります。
Kさんのビジネスケースは利益率が20%となっていますが、棚や輸送費は計算に入っていますか?
それに、故障率が0.2%となっていますが、故障までのMTBFはどれくらいでしょうか?
ビジネスはコストを一つづつ丁寧に積み重ねて、本当にそれが、、、
ちょっと待って、Sさん、
言っている事が難しので、少しレベルを落として教えてくれないかな?
だいたい、その、MTBFってなんの事?
Kさん、
部長に、故障率が高いので利益が無くなるって言ったそうですよね?
まあ、そう説明したかな、、、
どう考えても利益は出なさそうだったので、、、
で、部長、なんて言ってましたか?
ビジネスはトータルでで考えろと、、。
それでMBA持ちのKさんはどう考えたんですか?
いやいや、厳しいね。
君の様な美人に言われると、ちょっと落ち込むよ。(笑)
原価、販売個数、棚、輸送費、
色々考えたんだけど、なかなか良いアイデアが無いんだ。
じゃ、ちょっとだけヒントを上げます(笑)
MTBFと言うのは、meantimebetweenfailureの事で、つまり、故障間隔の事です。
例えばMTBFが500日だったとすると、故障によって当社が被る損は ほとんどありません。
何故かと言うと、平均で500日で壊れる製品は、一年以内に壊れる確率がとても低いからです。
正確にはすべての壊れた製品の故障までの日数を調べて、中心値から3シグマはどれくらいなのかを確認します。
何が言いたいかと言うと、製品が一年以内で故障した場合は、修理費は会社の持ち出しになりますが、一年を過ぎて壊れた場合は、お客様の負担になりますよね。
言葉が悪いかもしれませんが、その様な品質を持つ製品はサービスでの利益が増えるという事です。
それらをすべて勘案して、初めてビジネスケースが書けるんです。
Sさん、君、すごいね。
もうちょっと詳しく聞きたいな。
今日はこの後時間無い?
食事でもしながらどうかな?
Kさん、
実は私、ワインが好きなんです。
明日はお休みだし、ワインの美味しいお店でなら是非!!(笑)
続く
このデジログへのコメント
超短編小説と思ったら
繋がってきました♪
メーカーさんらしい社内トーク
勉強になります(^^)
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