趣味は読書、粗忽者

僕はコインランドリーを、利用していて、その店は、最寄駅と次の駅の中間にあり、僕の家からは歩いて20分くらい。
近くに、レンタルビデオ屋がある。
今日、洗濯をして、その間に買い物をし、更にレンタル屋でDVDを一本借りた。
歩いて家に帰って、リュックから洗濯物と買った物を出したが、DVDが無い。
リュックの底を見ても無い。
コインランドリーの机の上に、忘れて来たのだ。
焦ってすぐに家を飛び出し、今来たばかりの道を、引き返した。
年をとっているので、いくら気が急いていても、走ることは出来ず、せいぜい早歩き。
道すがら、頭の中はDVDのことばかり。それも、ただ一点。あるか無いかだけである。
こんなことは、考えても考えなくても、現場に行けば分かることなのだが、考えずにはいられない。
ほとんど、「誰かに持って行かれているだろう」というのが、心を占めていて、無かったら、すぐに店に行って、報告するべきか、或いは借りたばかりのだから、期限の一週間経ってから、出てこなかったら、連絡するか。警察には一応、届けるべきだろうか。
色々頭を、巡った。
果たして、コインランドリーに着いたら、客は誰もおらず、DVDは無事だった。
安心して戻って来た。
しかし、粗忽者である。
これが、年齢のせいならば、尚更気をつけなければ。
借りた映画は「バーレスク」という旧作の洋画だが、AVでなくて本当に良かった。
もし、誰かが、中身を見て、残して行ったなら、作品に興味が無かったということだが、AVだったら、やはり恥ずかしいだろう。
これ、表で大丈夫かな。