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趣味は読書、活字の違和感
2018年04月01日 15:59
文春文庫24冊からなる「鬼平犯科帳」が最近、「決定版」と銘打ってリニューアルされた。
新装版の常として、正確な大きさは分からないが、活字が少し大きくなっている。読み易さを考慮してのことだろうが、パッと見た感じがどうも良くない。
字は大きくなっているのに、何だか見辛く感じるのだ。見た目も、ページ上下と左右の余白が狭くなって、整っていないというか、まとまりなく感じてしまう。
僕が古い人間で、昔の文庫本の活字の大きさに慣れているから、そう感じるだけなのかもしれないが、文章には塊としての美しさ、並び方の美のようなものもあると思うので、配列が変わると、違和感があるのだろう。
バブルの頃だと思うが、漱石や芥川や太宰とかの作品を大型の一冊本で刊行するシリーズがあったが、とても読む気がしなかった。
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