- 名前
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- 困っている友人は、ほっとけないし大好きな人は、ついからかいたくなります。はじめまして...
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ニトリホールディングスの創設者である似鳥昭雄氏の半生が壮絶過ぎる
2017年05月21日 00:48
ニトリといえば、28期連続の増収増益でまさに飛ぶ鳥を落とす勢い。その創設者である似鳥氏ともなれば、頭脳明晰でさぞかし優秀な幼少期から青年期を過ごして来たのであろうと想像してしまうが、実際は全く逆。
子供の頃は凄まじい劣等生であり、ニトリの社長として成功した後、小学校時代の恩師のお孫さんからもらった手紙には
「祖母がよくこんな話をしていました。クラスで漢字で名前を書けないのは似鳥君だけで、何度教えても覚えられず、結局ひらがなで書いていました。あの似鳥くんが成功している。いったい何でなんだろう。そのいきさつが知りたい」
と、トホホな内容が書かれてあったとのこと。
発端となっているのは、日本経済新聞で掲載されている似鳥氏の『私の履歴書』の内容。
悲惨すぎる少年時代
終戦間際に樺太で生まれた似鳥社長。戦後、父は土木会社、母はヤミ米屋を営むがが、生活は貧困を極める。
また、ご両親はなかなかにバイオレンスなところがあったようで、空腹のあまり「もっとご飯を食べたい」などと言おうものなら、頭からみそ汁をぶっかけられ、ぶん殴られる。
月に一度は父親から気絶するまでぶん殴られる。
熱があっても仕事の手伝いは休めず、逆に「気が抜けている」とぶん殴られる。
まあ、とにかくよくぶん殴られる。
家でこれだけ殴られてコキ使われているので、学校だけが唯一の安息の場かといえば、全然そうではなく、学校でも壮絶ないじめを受ける。
トイレに呼びつけられては殴られる。
ズボンのつぎはぎを的にして、ボールを投げつけられ、逃げるとボコボコにされる。
登校時は学校に着くまで長い竹ざおでつつかれまくる。
あまりの悲惨さに
『もうやめて!ニトリくんのライフはとっくにゼロよ!!』
と叫ばずにはいられない。
いじめは中学校になっても続く。
手伝いでヤミ米を配達しているときに、ばったりと出くわした同級生たちに配達の自転車もろとも川に突き落とされる。一歩間違えば死んでもおかしくない状況。
泥にまみれて何とか家に帰った似鳥少年を見て、母はこう言い放つ。
「川に落ちた米を拾ってこい」
再び川に戻ってドロドロの米を持って帰り、それを食べさせられるという、『おしん』も真っ青の、あまりに悲惨過ぎる少年時代を過ごす。
破天荒な青年時代
しかし、高校に入り、このままではいけないとボクシングや空手を習い始めたことで、徐々にいじめられることは無くなっていくが、相変わらず成績は学年最下位が定位置というありさま。
親の仕事から逃れる為に、授業料を自分で払うという約束で短期大学に入学するも、毎日アルバイトに明け暮れ、やはり勉強のほうはさっぱり。
しかし、まだまだ大学生活をエンジョイしたいと考えた似鳥青年は、北海道でもトップクラスの私立大学への編入試験を受けることに。
しかし、自分の実力では受かりっこないので、友人と共謀して、お互いの得意科目を試験中に見せ合うというカンニングを思いつく。
しかし、結局お互い自分の問題を解くのに必死で、見せ合う余裕などなくカンニングは大失敗。しかし何故か、奇跡的に合格し、見事大学への編入を果たす。
さあこれで一安心と浮かれていたのもつかの間。講義のレベルが高すぎてちんぷんかんぷん。単位を取得する為に、教授の買収に奔走する。
また、アルバイトではヤクザの真似事をして借金の取り立てをしたり、賭けビリヤードで日銭を稼いだりと破天荒な日々を過ごすが、なんとか無事大学を卒業。
そのまま、父親が経営するコンクリート工業に就職するのですが、子供の頃と同じようにコキ使われ、家出に踏み切る。
友人宅を転々としながら、とある広告会社へ何とか就職したが、あまりの仕事の出来なさに、速攻クビの危機。しかし毎晩、花札好きの社長の相手をし、持ち前の勝負強さで勝ちを重ね、
「僕をクビにするなら、負け分のお金をきっちり払って貰いますよ!」
と脅すも、「金は払うから、頼むから辞めてくれ」と結局クビになる。
その後履歴書を持って就職活動に励みますが、どこも雇ってはくれず、結局父親の会社に戻ることになる。
こういっちゃ何だが、
「いやキミ、ほんまにダメ過ぎるやろ、ニトリくん」
たいしたこだわりもなく始めた家具店
何とか父親の会社で、現場をうまく取り仕切れるようになったのもつかの間。父から「会社は毎年赤字だし、これ以上続けても将来性はない。自分の道を考えろ」と言われ、人生は振り出しに戻る。
さあ、そこで何をしようと考えたところ、どうも周りには家具屋だけがない。
「じゃあ、家具屋でもしてみるか」
と、将来性や可能性などは一切考えずに、超アバウトに思いついた家具屋を始めたのが、今のニトリにつながるというわけ。
この後、接客上手なお嫁さんをもらうことで、1号店は順調に利益を出し、2号店をオープンさせるが、2号店の近くにさらに大きなライバル店が進出し、売上はガタ落ち。
このままでは倒産待ったなし、と毎日死ぬことばかり考えている似鳥社長。
知り合いに持ちかけられたアメリカの家具店を視察するセミナーに藁にもすがる思いで参加したところ、似鳥社長に一筋の光明が!
これから、似鳥社長の大逆転劇が遂に始まるんでしょう。
いやー、しかしここまで赤裸々に自分の半生を語ってしまう、似鳥社長。
はっきりいって、おもしろ素敵過ぎる(笑)
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