- 名前
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レッドカード
2017年02月05日 09:28
最近は、別に犯罪行為をやったわけでもないタレントがスキャンダルで叩かれて、世間から「一発退場」になっている。『ゲスの極み乙女。』のボーカルと不倫騒動を起こしたベッキーも人気者だったのにテレビから一瞬にして姿を消してしまった。
テンプル大学卒業、ハーバードでMBA取得といったプロフィールがほとんど嘘とバレたコメンテーターのショーンK(ショーン・マクアードル川上)も出演番組すべてを失った。
こういうスキャンダルを笑いのネタにするのはアリだけど、「ひどいヤツだ」と真剣に怒って一気に退場に追い込んでしまうのは、寛容さがまったくない。すごく居心地の悪い監視社会。
結局、こういう「右にならえ」の一斉外しという対応は、企業側が「コンプライアンス」「モラル」だのいくら言い訳したって、つまるところは「トラブル回避のための自主規制」でしかない。
要は、CMスポンサーに降りられたり「何でアイツを使ってるんだ」と世間から袋叩きに遭うのがイヤなだけ。それって、クラスでのイジメを見て見ぬフリしてる気弱な中学生と変わらない考え方。タレントを早々に降ろして「リスク回避できた」みたいに胸を張るのは、何か違和感がある。
べつに「ベッキーはタレントとして優秀だから、どんな批判があっても出演してもらいたい」とか「ショーンKはコメンテーターとして有能だから経歴が違おうが問題ない。大事なのはコメント能力だ」って、続投させるテレビ局があったっていいはず。そのほうが仁義のあって誠実なテレビ局だという考えは、ないのだろうか。世の中が「たった1回の失敗も許されない社会」になってるのは本当に怖い。
ちょっと前、当時中学3年生の男の子が、学校側のミスで「1年生の時に万引きをした」って濡れ衣を着せられて、志望校への推薦がダメになって自殺したって話があった。その経緯については報道以上のことを知らないんでおいておくとして、一番おかしいと思うのは「中1の時の失敗がなぜ2年経っても尾を引いてしまうのか」ってことだ。
わざわざ学校側が中1の頃の出来事を持ち出して「お前じゃダメだ」というなんて、全く生徒のことを考えてやっていない。目の前にいる生徒を、自分の目でキチンと判断してやるのが教師の役目のはず。
万引きの有無に関係なく、「今のお前だったら自信をもって推薦できる」って言ってやれなかったのか。いつの間にか学校も「減点主義」になっているから、こんな悲劇が起こってのではないか。
自分たちに「責任」が及ばないように、「とりあえず臭いものには蓋をする」「一度失敗したヤツは念のため外しとく」というは、本当に残酷だってことを知るべきだ。
自分のまわりでも一発退場/レッドカードになっている人はいないだろうか。
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