- 名前
- 圭太
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- ♂
- 年齢
- 54歳
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- 愛知
- 自己紹介
- 困っている友人は、ほっとけないし大好きな人は、ついからかいたくなります。はじめまして...
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31才で天才になった男
2016年10月03日 00:14
サヴァンと共感覚の謎に迫る、奇想天外の実話。家具店で働くジェイソンは、マッチョで遊び好きな31歳。バーで友人と飲んだ帰りに強盗に暴行され、ひどい脳損傷を負う。気づいたとき、彼にはすべてのものが、幾何学的な図形として見えるようになっていた。
混乱し、ネットで情報を調べ、目に映るものを夢中で描き始めるが、誰も理解してくれない。
享楽的だった性格も内省的になり、事件によるPTSDも影響して、4年ものひきこもり生活に入る。孤独の中で彼は幾何学と円周率に魅せられ、「自分が共感覚とサヴァン症候群になったのではないか」と考えるようになる。これが物理学者、脳科学者、共感覚者たちと謎を探る彼の旅の始まりとなった。
現在の彼は、幾何学的な独自のアートを発表するようになり、数理学を学んでいる。
共感覚者には「数字が色に見える」「音に味を感じる」など、さまざまなケースがあるが、「流水の構造が、特有の幾何学的な図形と周波数で振動しているかのように見える」という彼の例は特殊なもの。
サヴァン症候群、共感覚とは生まれながらのものとされているが、彼は後天性である。事故によって共感覚者、サヴァン症候群になった稀有な例として注目を集めている。
暴行による脳損傷が原因で、ある日突然「天才」になる・・・・驚くべき実話。
映画「レインマン」で有名になったサヴァン症候群を発症するわけだが、
具体的には、円周率のような何万桁の数字を記憶したり、
ひとつの言語を1週間程度で習得してしまうような、超越した能力を発揮する。
一方で、物事や会話をの「全体象」を理解するのが不得意で、
それは、特に人とのコミュニケーションにおいて障害をきたすことが多いのが特徴。
先天的発症が多い中、こういった後天的要因で発症する例は少なくて、
人間の脳、能力の深遠を見てるようで、非情に興味深い。
サヴァン症候群と同じく人間離れした驚異的能力を発揮するのに、もうひとつ「共感覚」がある。
文字や曜日に色がついて見える、形に味を感じる、数字が空間に並んで見える、
聞こえた音に色が付いて聞こえる、数に色が見える、時間単位に色が見える、
人の性格・姿に色が見える、単語の味がわかる、味に形を感じる・・・・などじつに様々だが、
普通の人間では持ち得ない感覚。
生起確率は2000人に1人とかいわれてますが、性別的には圧倒的に女性に多い。
職業的には、芸術家や詩人、小説家には、それ以外の人より共感覚者が約7倍多いともいわれている。
古来、神や霊魂と直接に接触・交流し、託宣、予言、病気治しなどを行う宗教的職能者をシャーマン、
シャーマンを中心とした信仰をシャーマニズムというが、
その特異な能力でもって、原始人類の集団のリーダーを女性が担っていたのは事実だし、
ベートーベンやモーツァルトを引き合いに出すまでもなく、
歴史に名を刻む芸術家のあの飛びぬけた才覚は、こういった「共感覚」のようなものでしか説明がつかない。
普通の人間では見えない、感じることができない「何か」が、見える、感じるんだろう。
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