癒し？

ここのところ、お客さんまわりをするときは、転勤する旨を伝えながら仕事をする日々が続いている。

いろいろ迷惑をかけてきたにも係わらず、オレの異動を残念がってくれたり励ましてくれたりする。本当にありがたいことだ。

そんな中で

「ハルさんには癒されてましたよ」

なんてお言葉も頂いたりした。

オレに癒される？？？

オレは本来は人見知りで、初対面の人と話するのはハッキリ言って苦手な性質（タチ）だ。オレの仕事はパソコンの先生みたいな仕事だから、話すのが重要なウェイトを占めている。

話すの苦手だとか仕事では言ってられないので、先ずは信頼してもらえるように誠実に、そして適度に緊張を解いてもらえるように笑いを交えつつ、飽きさせないようにリズムをつけて話をする。

そんなことを考えながら、この２年間はやってきたつもりだ。
おかげで仕事では人前でも結構どうどうと話が出来るようになった、と自分では思っている。

子供の頃は人前に出るのが苦手なのに、児童会（小学校版生徒会）選挙に選出されて、３回立候補（という名の押し付けられ役）して３回とも落選するという偉業を成し遂げたこともあった。選挙演説では上がって、考えてきた原稿なんて全部すっとんで、自分の名前を言うのが精一杯だったのだから。


「癒される」

オレ自身は冷静に場の空気を読みながら話してるのだが、不器用さとか子供っぽさが見えるのだろう。それを見抜いた上で、「癒される」という表現でオレを評価してくれているのかも知れない。

全部知ってて、接してくれてるんだろう。
ありがたいと思うと同時に、もっと頑張らんといかんなと反省させられる。未だに声の出し方が下手だから、２時間も話し続けると、のどがダメになってしまう。午後には声が出なくなってしまうので、いつも長時間の説明になると、悪いことしたなぁって反省しきりだから。


仕事もそうだけどさ、プライベートでも癒しを与えられるような人間になれればいいなぁ。