無敗の女王

レスリングの伊調選手と共に4連覇をかけて
挑んだ決勝戦で無敗を誇ってきた吉田選手が負けた。

吉田選手は世界大会16連覇、
個人戦は200連勝とまさに無敵状態で
今回も金メダルが確実視されていた。

そのような状況下の中での敗北は
意外だったが、周り以上に本人がショックを受けて
落胆ぶりは尋常ではなかったようだ。

勝負事は９９％実力差で決まっていて
１％で逆転される可能性はいつでもある。
だから、勝負事は面白いし熱い血潮を感じる。

勝ち続けてきた人には敗者の気持ちや体験が
ないため不完全なので、今回の負けをバネにして
再び挑戦すれば、さらに厚みがある人生になるだろう。

選手としても今後、指導者になるにしても
今回の経験はひょっとすると金メダル以上の価値が
あるのかもしれない。

私も挑戦して負ける事のほうが多いかもしれないが、
そこで得られる成長の糧を大事にしてパワーアップして
いくことが人としての価値であると思う。

そんなことを考えさせられた。