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【お題日記】今思い出すと悲惨だった恋愛話

2016年06月26日 01:06

入社式

同期のキミにほとんど一目ぼれ状態。

だけどキミにはこの春から遠恋になった彼氏がいたから、
僕はずっと最後まで何も言えないままだったんだよ。

毎週のように金曜日の夜は同期4人で栄に飲みに行ったよね。

キミから彼氏のグチが出るたびに、
彼氏には見せないキミの一面を見れた】嬉しい気持ちと、
キミには【大好き彼氏がいるんだ】という
逃れようのない現実感からくる切ない気持ちが、
笑顔の僕の中でグルグルと渦を巻いていたんだよ。

月1ぐらいかな?

キミが朝からテンション高く仕事をがんばっていた金曜日。

僕はすぐに気が付いたよ。

今日は実家の静岡帰省するんだね。

きっと彼氏とも約束してるんだよね。

仕事の制服から、いつもより飛び切りかわいい私服着替え彼女は、
満面の笑みで、僕の目には本当にキラキラ輝いて見えたんだ。

いきなり、深夜2時に酔っぱらってTELしてきたこともあったよね。

従妹とカラオケにいるから、今から来いとか、
あれはマジで非常識だから、今後は止めておこうね。

わざとらしく、深い溜息なんかついてみた僕だけど、
でも実は心の底から嬉しかったんだけどね。

その証拠に、キミからのTELから指定されたカラオケまでは、
かなり短い時間で到着してたハズだよ。

まぁ泥酔状態のキミは、そんなこと知る由もないよね。

冬は毎週のようにゲレンデに行ったよね。

1年目のシーズン終わりに、
当時ショートスキー派だった僕に、ボード派のキミは
ボードはできないの?」と聞いてきたよね。
僕は「普通に滑って、少し飛ぶぐらいなら...」
と答えたんだけど、キミは覚えてるかな?

実は、あれは全くのウソ。

翌シーズンの正月休み。
僕は実家の長野で毎日毎日、死ぬほど一人で練習したんだよ。

まぁ大して上達もできなかった僕は、
キミと初めて行ったゲレンデで、大ジャンプ&頭から着地の失態で、
死にかけたことは、今も僕の心に大きな傷となって残っているよ。

結局、遠恋彼氏と別れて、
こっちで新しく付き合ってる人がいると聞いた時には、
ぼくは生まれて初めて、ノイローゼを経験したんだ。

あの時は、昼夜関係なくとつぜんの吐き気眩暈に襲われたり、
本当に大変だったんだよ。

会社のボーリング大会が終わったあと、キミを含めた女子数人が
A先輩に送ってもらうと、キミの口から聞いた時、
僕はどうしようもなく悪い予感はしていたんだけどね。

今思い出したところで、当時のキミへの僕の思いが悲惨なものだったのか、
それともいい思い出なのかは、15年経った今も、僕には良く分からないや。

まぁでも、僕以外の男の傍にキミがいたとして、
キミが幸せでいてくれてることを、心の底から祈ってるよ。

またいつか、同期4人で集まって栄でべろんべろんになるまで飲みまくろうね。

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