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雪が溶けると何になるでしょう?

2007年03月11日 20:49

雪が溶けると何になるでしょう?

雪が溶けると…春になります。


僕がこのフレーズを知ったのは某漫画からなんですが

某サイトでも同じよう話がありまして、
日本の教育観について触れていたのでちょっと紹介。


以下、抜粋しつつ適宜補足。



とある小学校で先生が

「雪が溶けると何になる?」

と問いかけたのに対し多くの子が

「水になる」

と答えた中、1人だけ

「春になる」

と答えたそうです。


しかし、この子に対して先生は×をつけて
不正解にしてしまったそうです。


この話を聞いた幼稚園の先生
園児たちに同じ質問をしたそうです。

「雪がとけたら何になる?」

すると「春になる」と答えた子は一人ではなく、
何人もいたそうです。

さらに感性あふれるオリジナルな答が
いくつもあったそうです。

「雪がとけたら、ぬかるみになる」
「雪がとけたら、さびしくなる」
「雪がとけたら、お父さんの仕事が忙しくなる」
「雪がとけたら、雪合戦ができなくなる」


そしてこの話をきいた中学校の教師が
自分のクラスの生徒たちに、
テスト形式で同じ質問をしました。

「雪がとけたら何になる?」

その結果を見てその教師はショックを受け
愕然としたそうです。

一人の例外もなく全員が
「水になる」と答えたのです。



戦後アメリカは日本の占領政策の一環として
日本の教育二元論を注入したそうです。

二元論とは「正しいか間違っているか」「良いか悪いか」「○か×か」と
いう考え方で「○×式思考」とも言います。

そして、これを植えつける教育を「○×教育」と言います。


この「○×式思考」が身につくと物事を2つの側面でしか捉える事が
できなくなるので、創造力や問題解決力、想像力、感性などが
失われていきます。


そして設定された答の中からしか
答を見つけ出せなくなってしまうのです。
(例:3+7=□ 答え:□は10)


この考え方に陥ると“依存型”の考え方に
なってしまいがちです。


社会人になっても、
「私がやった行動は、あれでよかったのでしょうか?
 間違っていたのではないでしょうか?
 正解を教えて下さい。」
という、依存型の考えになってしまいます。


それに対しイギリスなどの学校のテスト

□+□=10

のようなものであり、その答えは

1+9
2+8
12+(−2)
2.4+7.6

などいくつもの正解があります。

こういう教育を受けて育つと、“探求型”の考え方が身につき
創造力や問題解決力が育ちます。



僕自身も大学に入るまでは(厳密にいうと大学院に入るまで)
前者の「○×式思考」になっていて、
決まった手順の答えしかないと思ってました。

でも4年生になって研究を始めて
大学院の生活に入っていくと、


自分で正しい事を見つけるしかなく

そのために自分で文献を探して読んだり
調べたものが適正かどうかを検証してみたり

多少は枠に囚われない考え方になってきたと思います。


それで思うのが○×だけのマニュアル的な考え方より
自分で答えを見つける方が

仕事だけじゃなくって普段の生活においても
充実したものになるんじゃないかなって。

よく答えは人の数だけあるって言いますしね☆



コメレス



@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


言葉さん>

そうなんだよね(>_<。)
今のところ部屋を探しても見つからないから
多分外で落としたままだと思うよ;
代わりの飾りを探そうかな・・・。

このデジログへのコメント

  • 華恋 2007年03月12日 00:40

    「春になる」
    なんて素敵な小学生なの?
    と思ってしまった華恋おばちゃんですw

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