- 名前
- かむず
- 性別
- ♂
- 年齢
- 39歳
- 住所
- 沖縄
- 自己紹介
- はじめまして^ ^ 美味しいお店からイベント、良い音楽まで、共有したいです。 男性、...
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サバンナ
2016年06月02日 20:51
煩悩。
ふって湧くクソの泉。
この世におぎゃーと産声を上げてから、一生のうちに何度となくもがき、苦しみ、生涯を共にする。
人生とは切っても切れないもの。
先日、ボクの友人と会った。
結論から言うと、その人はバカの超S級ライセンスを持っている。
超S級のバカといわれても、なかなかピンとこない方も多いだろう。
当然です。
正常です。
日常にそうそういてもらっては困る部類のものなので。
①空の牛乳ビンに、自らのマイサンをコンニチワさせる。
↓
②大変!サヨウナラ出来なくなってしまった。
↓
③石けん使ってもダメだ…
↓
④そうだ!ビンを割ってしまおう。
↓
⑤アウチ!破片がマイサンに!!
↓
⑥全治3週間。
そう。
超S級とは、痛みの試練に耐えて初めて手にできる。
凡人では習得出来ない、先天的なものがきらめく、そんな選ばれた人種なのだ。
そんな彼が、突然英語を習いたいと言い始めた。
海外生活の経験があったボクに、色々と話を聞いてみたかったらしい。
一応その理由を聞いてみる。
そこで僕は強烈な衝撃に身を打たれる。松田聖子ヨロシク。
「海外でもいくのかい?」
「いかないよ(全力笑顔)!」
「じゃあなんで?金髪が目当てか、このゲス野郎!」
「おしいなぁ~。DVDがもっと沢山ほしくってさ。」
「ん?」
…つまりこういう事だ。
彼が最近ハマっているいかがわしいビデオ屋があるらしいのだが、
どうやらそこの店員が外人らしく、いつも値下げ交渉にくじけてしまう。
なので英語を覚えて堂々と値下げ交渉したい。
他の客にはつけてるオマケを俺にもよこせ!!
という、東京都にお住まいの男性(29歳)からの困ったお便りだった。
決して攻めの姿勢を崩さないS級に、爪の垢でも煎じて貰おうと、エサ待ちワンワンスタイルで戦いを挑むと、あるひとつの事実に行き着いた。
「しかし英語話せたからって、値下げは別じゃないかね?」
「大丈夫!かなりフレンドリーだから!ヘ~イ、パク!ってね!!(全開笑顔)」
「…パクって、店員さん?」
「そう!胸にかいてあってさ!」
店員の胸についている名札には、カタカナで
「パク ソンウ」
と、書いてあったらしい。
ちなみに「ソンウ」は、ソンゴクウで覚えていたらしい。
でたらめだ。
「…彼はきっと韓国の人で、英語っちゅーより、韓国語なんじゃないか?」
嬉しそうに小脇にかかえた英会話入門上下巻が、一瞬ふるえる。
「え、だってハングルって言ってたよ!」
ボク自身も、かなりのゲスバカ野郎だと自負しているつもりだったが、アッサリ負けてしまった。
なんなんだ、この悔しさは?
嫉妬感すら覚えてしまう。
首を傾げ、不満げながらもピンサロのキャッチにモテまくる彼。
彼のようなベテランでも、煩悩に翻弄される1人なのかもしれない。
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