- 名前
- ぱすかる
- 性別
- ♂
- 年齢
- 73歳
- 住所
- 福島
- 自己紹介
- 中身は40代。 気が弱く臆病だが、ココロは獰猛。
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恵方巻き
2016年02月02日 06:39
とても大切でめでたい節分の日に、その年の縁起の良い方向(恵方)を向いて
無言で太巻き寿司を丸かぶりする風習(実際は風習ではありませんが)。
その「恵方巻」が年々定着してきています。
今ではコンビニやスーパー、百貨店、飲食店の外販など、クリスマスケーキのような勢いの商戦となっています。
そもそもこの恵方巻。
諸説様々ありますが、江戸時代末期から明治初期にかけて、大阪の船場で商売繁盛を祈願する風習として始まったと言われています。
言ってみればこれは花街の遊びであり、一般的ではありませんでした。
江戸時代や明治初期では、今のような欧米の価値観により植えつけられた性に対する意識とは全く違い、もっと開けっぴろげでおおらかでした。
江戸時代は混浴が主流だった事は有名です。
その下地がある上で、花街での縁起担ぎの遊びであり、旦那さんの一物(男性器)に見立てた太巻きを丸かじりする事で、その一年の安泰を祈願したものです。
(私個人的にはこれについて一切不道徳や破廉恥行為などとは一切思いません。)
その後一部の地域を残し、廃れていくのですが、1970年代には入り、大阪海苔問屋協同組合がお寿司屋さんと協同で海苔を使用する太巻きを「幸運巻ずし」として販促キャンペーンが展開されました。
これが契機となり徐々に知名度があがり、商業的に売り上げの落ちる1月後半から2月初旬の販売イベントとして、主にコンビニエンスストアを中心とし、スーパーマーケットなどの店舗にて各地で展開。
現在の恵方巻キャンペーンに繋がっているのです。
この恵方巻とは、花街の風習であり、商業コマーシャルなのです。
あたかもご利益があるような風潮を作り、商売しているというのは、一種の霊感商法とも見えなくありません。
一切ご利益などはありません。
そしてご利益というのは、それだけの信仰心と行いをした結果に受ける神様の導きです。
日頃なんの信仰心や精神性もなく、恵方巻を取り合えずかぶりつくというのは滑稽な行為です。
そしてもう一つ気をつけたい事は、食品の質です。
どうしてもコンビニやスーパーなどの出来合いの巻き寿司などは、多くの添加物が・・・。
全部はここで取り上げ切れませんが、例えばソルビット。
発がん性が根強く疑われているものです。
またカラメル色素は遺伝毒性や突然変異、染色体異常などの危険性が。
そしてもっとも危険があるのはお米。
D-ソルビットは甘みを増し保湿効果があり、リン酸塩は米を割れにくくします。またプロピレングリコールはお米に光沢をつけます。
古米を新米に見せかけるような品質改良剤が使用されているケースが多いのです。
このように、安易に恵方巻きを食べるというのは、こうした食品問題もあります。
もちろんこう言った商戦キャンペーンの空気を楽しむのも否定するものではありません。
しかし一利もない事も確かで、その背景を知らず、コマーシャル通りに子どもや家族と食べるのは考えるべきではないでしょうか。
まさにアホの極み(笑)
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