- 名前
- あにす
- 性別
- ♀
- 年齢
- 53歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- 猫を飼っているけど、犬派。 パグや、フレンチブルが好き。 コーヒーよりも紅茶を良く飲...
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キャベツで思い出すことなど
2016年01月07日 15:13
思い出すことがあったので、白状します。
二十年ほど前に、私は盗みを企てました。
家の近くの生産緑地地区で、いつも育てられているキャベツ。
作っても収穫されることなく、潰されていくだけの
そのキャベツひとつが、欲しくて欲しくて。
人目のない夜中に盗もうと出かけましたが
いざ畑に行くと、怖気づいてしまって動けない。
結局、すぐそこにあるキャベツに手がだせず
私は真夜中のキャベツ畑で、泣きました。
全く、絵になりません。
あの時、物を盗もうとしたのが、情けなくて泣いたのか
盗もうとしたのに、実行できなかったのが悔しくて泣いたのか
今でも、分かりません。
当時は、大きなトラブルに巻き込まれて、超極貧生活。
自分が起こした事件ではなかったのですが
全国ニュースで報道されるものにまで発展したため
内情を知らない身内から、親族の面汚しとまで言われたものです。
精神的にも参っていたのでしょう。
キャベツ窃盗計画失敗後、開き直った私は
個人商店に頭を下げてまわり、廃棄品を安く売ってもらったり
キャベツの外葉をタダでもらったりして、食いつなぎました。
1日に数十円の買い物で、おかずが何品か作れると
「明日も、どうにかなる」
そんな風に思えるようになって、楽になりました。
もともと塩もみや千切りが嫌いな上に、そんな思い出も重なって
キャベツはあまり好きな野菜ではありません。
それでも固い冬キャベツをたまに買って、玉ねぎとベーコンでスープを作ると
当時を思い出し、贅沢ができるようになったものだとしみじみします。
まぁ、普通口座の△は、以前として残ってはいますが^^;
そんな事を、思い返してログを書いていたら、先ほど荷物が届き
実家で作った野菜が送られてきて、キャベツもしっかり入っていました。
本当に時々ですが、こういうシンクロが起きて、苦笑します。
幸せを思い返せという、天からの忠告でしょうかね。
都市開発で、商店街は随分前になくなってしまいましたし
店主だったおじちゃんの訃報も、新年早々耳に入りました。
遅ればせながら、ご挨拶に行き、少し泣いてきました。
でも、おじちゃんのお陰で、私は世界の明るい面を信じているし
救いが必ずどこかにあることも、信じています。
おじちゃんが私に見せてくれた明るい世界は
訃報を聞いた寂しさも和らげてくれる、私の支えです。
おじちゃん、本当にありがとうございました。
今年も、いろいろなことが起こると思いますが
きっと私は必要な時、誰かに助けられることでしょう。
デジログで知り合った人たちも、含まれるかもしれません。
その時に、きちんとお礼を言える状況か分からないので
先取りで、心からの感謝を。
ありがとうございます。
それと。
会う機会に恵まれた人にも、会うことのない人にも。
ここで、ご縁のあった皆さまのご多幸を、心からお祈りしています。
みんなで幸せになるのですよ!( `ー´)ノ
このデジログへのコメント
大変だった時期があったんですね
キャベツによってリセット
パワーが生み出せるような?
気がします
> sa_toさん
キャベツが先生、たしかにそうかもしれません。
喉元過ぎればといいますが、
昔を思い返せるものがあるのは、ありがたいのかも。
でも、キャベツが苦手なのは、変わりません ^^;
> モチモチのきさん
友人からも、そんな苦労をしたように見えないと言われます^^;
時々、関係者と同窓会を開き、あの頃は悲惨だったねぇと
笑っています。共通体験の絆は、意外と強いものです。
> habatakeさん
昨日はキャベツを丸ごとドーンと、コンソメで茹でて
食べ切ったら勝ち!みたいな勢いで食べました。
しんみり味わうと、何かに負ける気がしてw
もちろん完食です(`・ω・´)
ね、人生山有り谷有り…。それでも今ある幸せ、友達、環境などなどには感謝ですね。
> やじさん
今、自分にある物を見られる余裕があって、ありがたいです。
谷の時には、なかなか自分が持つものに、目を向けられませんでしたから^^;
そういう意味で、幸せは自分でなるものですね。
> AZ坊やさん
今、コメント見て、ちょっと泣けました。
あの時は本当に苦しかったし
人生の汚点のような時期を書いたことに
随分後悔したのですが、救われた思いです。
本当にありがとうございます。
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