擬音と迷子

毎月１回開催の研修会。

同じ系列の全グループ会社と支店から、１～２名は出席する。というか、しないとダメらしい。

その研修会は、いつも札幌の中心部にある営業所で開催される。

しかし、今月は。。。。
ちょっと地方のK町の社員達が
『毎回、毎回、札幌でやるのは、おかしーべ。俺達、馬鹿にしてんのか！』と言ったとか、言わないとか。
たぶん、言ってないけど(笑)

で、初めて、メロンが美味しい市の近くのK町で開催された。

いや、最初から、わかってたんだよ。
辿り着けるかな？と(笑)
『超』がつく方向音痴なんだ。
『そんなところがカワイイ♪俺に任せて！』なんて言われてたのは、昔のハナシ(笑)
今はただの方向音痴のオバサンに。
自分の事は、自分でしなくては！

札幌から、K町までは、２時間位。

しかし！迷う時間をみて、午後１５時に家を出発。
もちろん、いつもは使わないカーナビもセット済み！


午後１６時 。。。。
『楽勝。こんなに早く着いてどうしよう。近くのコンビニで時間潰すかな～？』
なんて余裕でした。

しかーし！！

目的地は『３丁目○○番』
１丁目。。。。２丁目。。。。
よしよし、次だ！
えっ！？ ３丁目ないっ！！
いきなり『△△町１丁目』なってるし。。。。

やばい！と思い、わりと大きめな道路を曲がる。
しかし、なんか、このまま行くと高速に入りそう！

なので、細い道を曲がる。
とりあえず、『こっちの方かな？』という感じで、どんどん進む。

景色がなんか寂しく、道も狭くなって、
もう、わからない。
元の道にも戻れない。

『そうだ！カーナビは？』と見ると
なんと！画面に道が表示されていない。
私は、現在カーナビ上では、道のない原野の真ん中にいる(笑)

研修会まで、あと１時間半。。。。

最後の手段で同僚に電話を。
その人は
『俺、トラックの運転手１９年やってたんだよね。道内の道は全部わかるよ。本州の道だって、１回口頭で聞いただけで行けるっ！』
という男性。

この人。。。。苦手なんだよな。
声が大きいし、会話にやたら擬音が(笑)

でも、この状況。。。。思いきって電話してみた。

私 『あのー。K町行く途中で迷ってしまったのですが』

同僚
『あっ！みびとちゃん！おつかれー。今どこー？』

名前にちゃんづけするなよっ！と思いつつ

私『。。。。わかりません』

同僚
『んー。じゃあ何見える？』

私の困った返事にも困らず、偉いな！

私『△△工業団地予定地という看板が。あとは、ただの野原です』

同僚
『あー。はいはい。んー。じゃあね、近道じゃないけど、わかりやすい方がいいよね？その道ね、そのまま真っ直ぐ行って。じゃんじゃーんとずっーと真っ直ぐね！こんなに来ていいの？って不安になるくらい真っ直ぐね。そしたら、左にバビューンと曲がって。大丈夫！T字路だから！そしてね、右手にコンビニ見えるから、大丈夫大丈夫！コンビニは、そこにしかないから。で、コンビニの横、バビュンと曲がって、じゃんじゃーんと真っ直ぐね！行き止まりまで真っ直ぐだよ。そしたらねー、じゃんっ！！と右手に建物見えるから、ババーンとはいって！ジャンっとそこだよ！』

という、やっぱりやたらと擬音が入った説明をうけた(笑)

えー？と思いつつ、その通りに行ってみた。
途中、『こんなに行っていいのか？』と不安になったのも説明の通り。
その時点で研修会まで、あと４０分！

な、なんと、着いたじゃないか！

じゃんじゃーんと、研修会５分前に着きました＼(^-^)／

今まで、その同僚、嫌っててごめんね。
もう、『じゃんじゃん』とかアダ名で呼ばないからね。
と、思いましたよ。
いや、思っただけ(笑)