結婚相手に対して親が見ているポイントとは

結婚相手に対して親が見ているポイントとは

　結婚となるとお互いの両親とは末永くお付き合いを続けることになります。反対はされないとしても、不満を持たれていては良好な関係を築くのは難しいでしょう。結婚相手に対して親はどんなところをチェックしているのでしょうか？

結婚したいという意思が明確（65.6％）

　相手の両親と会うと仲良くなることばかりを考えてしまいがちです。しかし、両親と仲良くなる以上に大切なことは、結婚する覚悟をみせることでしょう。結婚相手に対して不満をもったという親のなかには、

▽「長く連れ添う覚悟があるのかを聞けなかった」（男性・50代）

と回答している人もいます。親に聞かれるよりも先に結婚の意思を明確に表明することが、何よりも親を安心させることにつながります。相手の両親に信頼してもらえるよう、言葉できちんと伝えることが大切です。

家族関係が良好そう（51.5％）

　結婚は相手の両親とも家族になることです。すでに家族関係が良好である相手であれば安心できると考える人が半数以上にのぼります。一方で、「家族構成が聞きにくかった」と答える親もいます。相手のプライベートに踏み込む家族構成は、相手の両親もなかなか触れにくいところです。自己紹介をするときに、自分から進んで家族の話をするといいでしょう。

言葉遣いが丁寧（49.7％）・身だしなみや服装に気を遣っている（46.6％）

　また、清潔感や身だしなみなど日常的なマナーができているかどうかをチェックする親も多いです。社会に出ている年齢であれば、一人の大人として恥ずかしくない行動ができているかどうかは重大なポイントです。口にしないだけで、相手のマナーがなっていないことに不満を持ったり腹を立てていたりすることもあります。

▽「言葉づかいがきちんとできていなく丁寧語や謙譲語の使い方が悪いのに言えなかった」（女性・50代）
▽「自分の娘の名前を呼び捨てにした」（男性・50代）

　きちんとしたマナーのある人だと認識してもらうためには、相手の両親の前では恋人の呼び方をさん付けにしたり、丁寧な言葉遣いを心がけたりすることが必要です。

　結婚後は結婚前以上に親族と関わっていきます。親の反対を押し切って結婚するよりは、焦らず時間をかけてゆっくりと納得させていくほうがいいでしょう。親の話に耳を傾け「反対する理由」とじっくり向き合っていくことも必要です。