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サイン、コサイン、タンジェント

2015年08月30日 16:05

鹿児島県の伊藤祐一知事は、県教育委員らが参加した会議で「高校教育で女子に(三角関数の)サインコサインタンジェントを教えて何になるのか」と発言したことが分かった。28日の定例記者会見で、発言について「自分自身も使ったことがないよねという意味。口が滑った」と述べ、訂正した。

 発言は、全国学力・学習状況調査の結果が25日に公表されたことを受け、27日の県総合教育会議で知事としての目標設定について問われた際にあった。伊藤知事は「サインコサインタンジェントを社会で使ったことがあるか女性に問うと、10分の9は使ったことがないと答える」とも述べた。

2015/08/28 12:55 【共同通信

Sin、Cos、Tan・・・・懐かしい。

まあ、たしかに普通の人は日常生活において三角関数を使うことはほとんどないが、

だからといって、三角関数そのものを教える必要がないって発想はあまりに短絡的。

世の中のあらゆる現象(物理現象、化学現象、経済現象、気象現象、電気、機械など)をモデル化したり、
解析したりするには微分積分学がとても重要で、これらを体系的に使いこなすためには、

必ず三角関数指数対数関数が必要になる。

我々の日常生活のほぼ100%が三角関数微分積分で溢れかえっている。

誰でも三角関数に間接的に触れてるが、ほとんどの人は意識してないというか、無視してるだけ。

車やスマホなどのあらゆる工業製品手作りの木製家具に至るまで、すべてに応用されている。

金型の設計製造なんかの仕事してる人なら三角関数は必須。

樹脂成型なら正弦定理、余弦定理だって理解してないといけない。

たしかに、普通の人にとっては、三角関数なんぞ何の役にも立たないかもしれないが、

“考えるトレーニング”として重要。

そもそも、今勉強してることが将来役に立つか否かなんて、学生がわかるわけない。

十代のうちは、黙って困難な問題に挑み、考え悩み続けるのが大事。

一見、無意味で役に立ちそうにない思考の鍛錬の積み重ねが「自分で考える力」の礎となる。

国語数学、物理、生物化学、社会・・・・学校で教えてることに無駄なものは何一つとしてない。

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