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クルーグマン
2014年11月02日 22:24
ちょいと経済のお話
先日新聞報道でノーベル経済学賞受賞者である
ポール・クルーグマン氏が「日本に謝罪した」という記事が配信された
内容はいたって簡単
「日本経済よりも欧米経済の方がはるかに悪い」
はいそんなことはクルーグマンの著作を読んでいる真っ当な人は皆知っています
ほぼ各新聞、夕刊紙を含めこの報道をしたがなんか違和感アリアリ
クルーグマンは自身のコラムで9月の段階でかなりの厳しい内容の現在の日本経済の問題点を批判していた
この件に関する報道はほぼされていない
一部の現在の安倍政権の政策に反対する保守勢力の更にごく一部の人からしか発信されてはいなかった
まずはその事を新聞各社は恥ずべきである
この時のクルーグマンのコラムでは最後に
「今直ぐ消費税を5%に引き下げるべき」と書かれている
今回の報道ではおまけみたいにこの彼の主張を付け足されていた
クルーグマンは安倍政権誕生後ほぼ半年後に
「そして日本経済が世界の希望になる」という新書を上梓している
しかし皮肉なことにこの著作が書店に並んで数ヶ月後に消費税の増税が決定した
失笑するしかなかった
この著作の内容を簡単に記すと現在進行形で進んでいるリーマンショック後の慢性的な世界経済不況をアベノミクスという民間主導の新自由主義という経済思想を否定し政府主導で経済の立て直しをするというどこの国も試みていなかった事をしようとしている点をとても高く評価するものであった
新自由主義とは?
政府は経済に積極的にコミットせず民間の活力で経済を回し政府は極力財政出動はしない
かなりざっくりだがこんな思想で
「大きな政府ではなく、小さな政府が理想的だ」という事(財務的に)
日本では中曽根政権以来この政策をとっている
その結果が「バブル」
「バブル崩壊」は98年でそれ以来日本は深刻なデフレに悩まされ続けている
昨年の春、日銀総裁の黒田バズーカーが行われた時は日本経済の未来はとても明るかった
しかしその時のインフレ率の目標設定が2%に過ぎないことは問題ではあったが・・・
せめて3%もしくは4%でないとここまで深刻になった日本のデフレ脱却は難しいという識者も多かったし僕も同感だった
当然皆将来的には消費税は上げざるを得ないということは一致していたが
インフレターゲットまで経済が回復するのには短くとも3~4年はかかる
消費税アップはその後が望ましいというが前提
しかし賃金も上がらず失業率も変わらず、失業率は3%ととのことだがこれはあくまでも非正規雇用も含めた数字であって正規雇用だけで換算したら失業率は10%近いというのが日本の現状
しょうがないよね大手人材派遣会社社長様が民意を得ない(選挙民には関係のない)民間議員という形で安倍政権に深く入り込んでいるのだから、国賊のそいつの名は「竹中平蔵」
日本の消費税アップに対する批判はこの秋、ウォールストリートジャーナル、ワシントンポスト、さらにはIMFまでもが批判をしている
ん、安倍ちゃん反抗期なのかな?
さてそろそろ時期が来ました
安倍ちゃんが消費税を10%にするか否か?
・・・
よく分からないが昨日第二弾「黒田バズーカー」が撃たれた
ううん・・・意味あるのか?
なぜこのタイミング?
今日本の経済は異常な状態です
国債の金利がマイナス金利?
それを相殺したいの?
噂では年内解散があるとかないとか・・・
98年以来続く失われた15年は延長されさらに深刻なデフレが続きそうです
蛇足
日本の借金借金と最近また何だかうるさい事を言っている輩がいますが
事実上の日本の謝金は今言われている金額の10%以下ですのでご安心を
長くなったのでそれについては近いうちにちゃんと書きます
こんなに長くならないのでね
このデジログへのコメント
消費税が戻ったら、今より少しだけお買い物も増えるかも(*'‐'*)
> れい華さん
経済だけなら日本は問題ないです
しかし世界は確実に変わります欧米、BRICSという新興国は絶望的です
日本は特に冷徹なまでもの「リアリスト」に変わらないと混乱に巻き込まれてしまいます
> Mikanさん
デフレの問題点は当にそこなんですよ
将来不安のため皆貯蓄に走り消費をしない
消費をすれば経済が回り出すので景気は回復しますよ
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