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クリスマスプレゼント

2006年12月24日 23:17

クリスマスプレゼント

まだヨーロッパが戦乱に包まれていた頃・・・。
スコットランドの小さな貧しい村にクラウゼという名の神父がきました。
人々は長く続く戦争のために、貧しく苦しい生活を営んでいました。
神父はそんな村人に神の教えをとき、人々に夢と希望を与えました。
しかし、荒んだ人々の心に容易く神父の声が届く事も無く、疎ましがられながらも神父布教の活動を続けました。

神父は毎日神に奉仕するかたわら、畑を作り作物を育てました。
いつしか、戦争で両親を無くした子ども達が教会へ来るようになり、村人も少しづつではありますが神父のもとへやってくるようになりました。
神父は分け隔てする事無く、教会へ訪れる子ども達に、僅かな食料の中からパンやビスケットを与えました。

いつしか神父子ども達の信頼を得て、子ども達は神父の手伝いをしたり農作業を手伝ったりするようになりました。
毎日食べるものを心配するような生活をしていた孤児たちにも、眠る場所と最低限の食料を与えていました。

ところがイギリス軍の侵攻で小さな貧しいこの村にも戦火が近づいてきました。
畑は荒らされ、僅かな食料をも奪われ子供たちも村人も嘆き悲しみました。
神父は遠く離れたイギリス軍の領主に食べ物を分けて貰える様お願いに行きました。

一ヵ月後、一台の馬車と神父が帰って来ました。
神父は、自らの片腕と神父の職を交換に僅かな食料を持ち帰ってきました。

神父はその怪我が元で倒れてしまいました。

子ども達は神父の快方を願い、毎日神に祈り、僅かな田畑を耕し、そして笑うのを止めてしまいました。

毎日神父は、子ども達一人一人をベットの横に呼び、ひと切れのパンとわずかなビスケットを与え、ねぎらいの言葉をかけました。

しかし、神父子ども達と村人が見守る中、永遠の眠りにつきました。

いつしか、神父の変わりに村人が孤児も含めた子ども達全員にパンとビスケットを与えるようになりました。

これがスコットランドに伝わるサンタクロースのお話です。

聖ニコラウスのお話も素敵ですが、僕はこの話のほうが好きです。


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