- 名前
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- ショーン・メンデスの声堪らんっ。自分、女やったら絶対抱かれてもエエゎ。 複数サイトに...
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本は特殊な商品である
2013年11月09日 21:50
Amazonで、オライリー本を買った。タイトルは、「TCP/IPネットワーク管理」である。インターネットの基幹技術であるTCP/IPの基本を理解したかったからだ。この本の日本語版は絶版になっている。古本を購入したのだが、1200円で送料が無料だった。800頁の目方の重い本だ。
本はとても特殊な商品だ。夕食はすき焼きにするつもりだったが、スーパーで材料が揃わなかったから、寄せ鍋ですましてしまう、ということはよくあることだ。けれど、ハイデッガーの「存在と時間」を買うつもりで書店にでかけたが、在庫切れだったので、著者不明の「あたし体が疼くんです-人妻の濡れた欲情-」というタイトルの中途半端なエロ本で我慢しておくとか、実物のDカップの胸を見たことはないにしても、NMB48、山本彩の推定Dカップの胸が本当にDカップなのか自分の目で確認したいから、写真集「さや神」を買って「存在と時間」を読むかわりにしておくことなどまずない、といっていい。まして、アダルトビデオDVD「見せてイイかしら?イケない奥様、昼下がりの淫らな体」を買うつもりでウキウキ気分で書店に行き実物を手にとったところ、登場するのがどうみても七十過ぎた婆さんにしか見えず、欲情が萎えかけたが、ふと目をやった広告のベンヤミン「パサージュ論」の文字だけでその萎えかけた欲情が急カーブを描いて頂点に達し、「やっぱ、抜けるのはフランクフルト学派‥‥」と独語しながらギラギラした目付きで哲学・思想書のコーナーにむしゃぶりつき、もどかしい思いで財布を取り出して「パサージュ論」を買うことなど絶体にない。
さらに、さらに。書店店員が
店員:奥さん、この本どうです?タイムサービスでお買い得ですよ
奥さん:ん、なに、それ?
店員:オライリーの日本語版「TCP/IPネットワーク管理」です。えっとぉ~、頁総数がざっと八百頁あるからぁ、ん~一頁当たり税抜で八円ですよ。目方が二キロありますから、グラム320円です、お安いですよ。
奥さん:あら、お買い得ぢゃない!だけど、うちぢゃ、誰も読まないわよ。そうねぇ、冷蔵庫に入れといたら、何日くらいもつの?
店員:密閉容器に入れといたら、100年近くもつはずですよ。どうです。夜、リビングでくつろぎながら、ネットワーク管理の学習。夜のお伴に最適ですよ。
奥さん:ぢゃ、それもらっとくわ。
店員:まいどあり~
奥さん:そのビニールに入ってるの何?
店員:え‥‥‥(口ごもる店員)
奥さん:(手にとってみて)あら、嫌だ、やらしい本ぢゃないのぉ。こんなの置いとかないでよ。
店員:(意を決して)奥さん、お子さんおいでですか?
奥さん:いるけどぉ?
店員:おいくつですか?
奥さん:まだ、五歳の男の子だけど?
店員:男の子なら、思春期には必需品のビニ本ですよ。男の子ならみんなこんな本を夜のお伴にします。禁止すると、非行に走って家庭内暴力で手がつけられなくなるかもしれませんよ。
奥さん:えっ!(青ざめる)‥‥ぢゃ、それもいただこうかな?
こんな会話は絶体に絶体に成立しない。本は、特殊な商品だからだ。
註:これはこのサイトのアカウントをとった直後の今年、2月にに書かれたものだ。私にとって、このサイトでほぼ唯一の、「ウケ」を狙った文章である。








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