死の誘い

何でだろうね

未来のある１５歳が全裸で殺されて

１５の頃から死にたいと思っている自分が生きている

誰か自分を殺してくれたないかと

部屋の扉に鍵をかけることはない

網戸しかない扉を開けて
私を殺しに来てくれる人はまだこない

殺されたいと

生きていたくないと思う僕を不快に思う人は多いでしょう

だから僕は問いたい

貴方は生きていることが当たり前だと言う

生きていることに感謝せよと

だったら生きていたくない僕はどうしたらいいんだ

自殺することはできない
そうすると家族のステータスが下がる

理想は誰かを守って死ぬこと

死んだあとのことを気にするのかと他人は憤慨するかもしれない

でもね

僕はロクデナシだけれど
家族もそうだとは限らないんだ

家族は精一杯生きている

僕だけがロクデナシなのだから

家族を守りたいと思う僕の心を攻めないでほしい
もし僕の命で購える物があるなら

僕はいくらでもこの命を差し出すのに

それなのに現実は

僕を殺してはくれず

尊い命を奪っていく

死にたい命には価値がないとでも言うように

まだ死にたくないと言う命ばかり奪っていく

なんでそれが僕ではないのか

なんで

なんでっ

なんでっ！