- 名前
- たか（・・）
- 性別
- ♂
- 年齢
- 52歳
- 住所
- 滋賀
- 自己紹介
- 出戻りです（笑） こんな奴ですが普段はすずしい顔をして先生をしています m(-_-)...
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告知について
2013年09月04日 17:09
皆さんは将来、自分が不治の病に罹ってしまったときに告知を望みますか？
じつは先日、いつも高血圧で通院されている患者さんに切除不能の膵臓がんがみつかり
治療法について相談しようにも彼には家族がおらず
（唯一の家族であった奥さんを2年前に大腸がんで亡くしている）
仕方なく2週間前に本人に思い切って告知をしたのですが・・・
昨日再診されたときに語気荒く、彼は言いました
病気を知らされてから生きた心地がしなかったこと
絶望と疑心暗鬼に悩まされ食事ものどを通らず
ふと電車に飛び込もうとしたり首を吊ろうとしたこと
精神的に崩壊しそうになったこと
こんなんやったらポックリ死んだほうがましや！、と
・・・最後は向こうから謝られましたが、こちらも伝え方が悪かったと頭をさげました。
ひとしきり心のうちをぶちまけて少し落ち着いたのか、診察室を出るときに
むしろこれで先生との距離がいっそう縮まった気がするから嬉しい、と笑顔で言ってくれたのですが
この2週間、彼がどんな気持ちで過ごしていたのかを思うと申し訳ない気持ちでした
人の人生の在り方を決めるのはその人以外にないとの考えから
基本的に全例告知をこころがけていましたが
ここでまた考え直す時期が来ているのかもしれません
・・・ひさびさのログがしんみりした話ですみません
このデジログへのコメント
数年前に『このまま帰ると死ぬ』と言われましたが、あまり動揺はなかったですね。感覚は人それぞれ
> ありすだよさん
はじめまして
本当に難しいのは人間の心理ですね
私もまだまだ修行が必要です
> 彩♪さん
はじめまして
彩さんは良い主治医にめぐり合えたのですね
自分は人を強くするＤｒになりたいです
> よしこさん
すごい引き止め方ですね（笑）
でも何回か似たようなことを言った事はあります
まさか振り払って帰ったりはしてませんよね？
> * ゆゆ *さん
コメントありがとうございます
そのとおり、人間は簡単に死んでしまう生き物ですが
生きているうちから、「いかに死ぬか」の覚悟をもてる人は少ないです
> 果歩さん
はじめまして
もしかして同業の方ですか？
ご指摘のとおり膵尾部癌の肝メタでした
告知はするべきですが、私の場合もプロセスに問題がありました
> サキさん
生きている限り、まったく希望のない人生なんてありませんよ
・・「任務」はわかりませんが
> * ゆゆ *さん
ありがとうございます
大変ですがやりがいはあります
なかなかデジに来れない私ですが・・いつも癒してもらってますよ
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