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結婚紹介所のおねぃさんへのメールのその後

2013年08月11日 17:05

結婚紹介所のおねぃさんへのメールのその後

結婚紹介所のおねぃさんへのメールで、トドメを差し、このおねぃさんは、もうメールを寄こさないだろうと思っていたが、完全に私の誤算だった。

 相手は営業パーソン。なかなかにしつっこいのだ。一日に二回もメールを寄こすようになった。いずれもオフィス見学を誘導するところへ収斂する内容だ。私は、密かにこのおねぃさんを「スッポンの**」と命名した。このスッポン女に根負けした私は、とにかくこのおねぃさんの話を聞いてみようという気になった。

 オフィスは、心斎橋商店街の北、御堂筋をはさんだルイヴィトンの向かいにあるビルだった。大阪市営地下鉄心斎橋駅が最寄りの駅だが、難波駅から徒歩で行くことにした。何十年ぶりになるのかわからないが、心斎橋商店街を歩いてみたかったからだった。

 道頓堀川を渡る、通称ひっかけ橋には若い衆がたむろし、橋を渡った先の商店街では大勢がのろのろ歩いている。心斎橋商店街は、昔とちっとも違っていなかった。

 私を担当する、「スッポンの**」さんは、三十歳過ぎの可愛い女性だった。だが、そこは営業パーソン、私が**さんを「スッポンの**」と命名したことを告げると、「嬉しい」と喜んだ。その根性の座りかたには舌を巻いた。

 私は客だから、その立場を利用して、二時間半、言いたいことを言わせてもらった。人に積極的に語るべきことなど何一つない私にとって、はじめての経験で疲れたが同時に楽しい時間を過ごさせてもらった。

 この結婚紹介所の標準的な費用は、ざっと三十万円だという事だった。結婚どころか、他人と同居する事さえ考えられない私だが、システムと料金の説明を聴くだけは聴いた。それを説明することが今回の「スッポンの**」さんの役どころだからだ。

 八月に入り、彼女から無料の婚活パーティなるものへの勧誘メールが届いた。無料の文言に惹かれ、すぐに応募した。指定された日に、五人の相手と会った。

 キャバクラは、入れ替わり立ち代りおねぃさんが目の前に座る。だが、その印象も会話の内容もほとんど記憶に残らない。残るのは名刺だけだ。この婚活パーティは、名刺さえ残らない。五人がどういう顔だったか、どんな会話をしたかもすぐに忘れてしまった。結局、こちらの希望相手とその相手の希望相手がマッチしなかった。その時点で用件は済んだことになる。私は早々に退散することにした。

 五人と会った後の休憩時間に、担当の**さんから、私があまりにヘラヘラしているので、「archerさん怒りますよ」とまで言われた。「貫禄とか威厳を持ってください」とも言われた。離婚してから様々なことを思い決めた。その一つが、自分にできることとできないことを区分し、できない事はやらない、という事だ。私は貫禄や威厳を持つという発想そのものがない。だから、貫禄や威厳と無縁な生き方をしてきた。それをやるということは私に下手な演技をしろという事だ。そんな思いが、この若い女性に伝わるとは到底思えない。だから、黙っていた。

 この婚活パーティ以降、「スッポンの**」さんからのメールは来なくなった。

註:画像天神祭夜景である。この絶景のポジションに誘ってくださった方にあらためて謝意を表したい。

このデジログへのコメント

  • 蜜リンゴ 2013年08月13日 13:25

    お写真、綺麗に撮れてますね
    楽しんで頂けて良かったです(#^-^#)

  • archer 2013年08月15日 12:01

    名刺をいただきましたが、プライベート用とはいえ、名刺は顔です。もうちょっと工夫するなり、お金をかけたらって思います。私なりにデザインしたものをお見せします。ケータイの機種名をメールでお教えください。

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