夏が来る

英訳作業続けております。

ウチには沢山のＣＤがあります。
僕の英訳作業や子供たちの勉強時間以外は、棚に積んだCDから１枚ランダムにピックアップしてBGMにしています。
今朝の、家の者どもが職場や学校に出掛けたあとの掃除時間のBGMは、大黒摩季「BACK BEATs #1」。

一生懸命で、でも自虐的な、そんな歌が当時の僕の感情にマッチしたのでしょう、
よく聴きました。カラオケでもよく歌いました。

で、７曲目の「夏が来る」。
>物事いろいろ知ってしまうと　瞬発力がなくなるもので
>運命の人だと思っても　経験が邪魔して素直になれない

僕はもともと、人間というものは自分の中に煉瓦を一つ一つ積み重ねて偉くなっていくものだ、と素朴に信じていました。
そう信じたから勉強を積み重ね、仕事を積み重ねて来ました。
そうすることで周囲の期待に応え、自分が成長しているという手ごたえも感じていました。

しかしそれと同時に、
「周囲の期待に応える自分」は「本来の僕」のごく一面に過ぎず、それだけを偏重するとバランスを崩す、という実感もありました。

自分が何者であるのか、それがまだ分かっていなかった頃。それでも、歌う機会があれば、
>私の夏はきっと来る！
とシャウトしていたものです。