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ブルース・リー小話
2013年07月01日 01:33
某所で週末、付け放したテレビ(出張中、滞在先のホテルでは良くやる)でブルース・リーの"Fist of Fury"が放送されたのでおお、と思い観た。日本では「ドラゴン怒りの鉄拳」として公開された作品。
いや、驚いたの何のって。
ガキの頃にテレビで見たこの映画は、単なるブルース・リーのカンフーアクション映画やったけど、今、観直すととんでもない。
全編で日本人が悪役として描かれ、それに一人立ち向かうヒーローをブルース・リーが演じるという設定。日本人が悪役、という部分は記憶にまったく無かった。それに驚いた次第。
Wikiで調べると、我が国では1974年に公開された、とある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3%E6%80%92%E3%82%8A%E3%81%AE%E9%89%84%E6%8B%B3
余りに反日的な内容に公開が危ぶまれたが、ブルース・リーの一周忌に公開が決定した、とある。
設定は以下のとおり。(引用)
日清戦争・日露戦争で大日本帝国が勝利した数年後の1909年、清朝末期の上海で、中国武術の大家・霍元甲が謎の死を遂げた。
霍元甲がその年創始した精武館(上海精武体育会の前身である上海精武体操学校がモデル)の愛弟子の陳真(ブルース・リー)は悲しみに暮れながらも師匠の突然の死に疑問を抱く。
時を同じくして始まった日本人柔道場からの執拗な嫌がらせ。ある夜陳真は、精武館に使用人として日本人スパイが紛れ込んでいる事を突き止め、やがて師匠の死の原因が、精武館を脅威だと感じた日本人柔道場主・鈴木寛(橋本力)の陰謀だと知り、陳真はたった一人で復讐の闘いへと向かっていく。
(引用終わり)
と、全編日本人が悪役、という設定です。
これを受け入れた当時の日本国民はどういう気持ちやったんやろう。
空手家との勝負、というテーマは彼の映画では繰り返し登場する定番やけど、それがこの作品では柔道の大家との勝負やった訳で。
色々と勉強になった作品。
香港を含めた中国人が我々をどう見ているか、の良い教材でもある。
無名時代のジャッキー・チェンも出演しているそうで。
夜中に何のログを書いているんでしょう、わしは。
さて。寝よ。
一衣帯水、と言いながら、我が国と中国はやはり水と油か…
このデジログへのコメント
> Remi☆さん
ジャッキー・チェンにせよ共産党政府に阿る発言を繰り返すことで知られてるしね。
どう足掻いても日中の距離は埋まらん、ということなんやろう。
> Remi☆さん
簡単に言えば、彼らは日本を属国としか見てない、ということ。
それを言うなら米国もそうやけど。
人間、誰しも「自分は誰それより上」と思いたいもの。
国家レベルでも所詮同じこと。
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