- 名前
- ゆり
- 性別
- ♀
- 年齢
- 44歳
- 住所
- 大阪
- 自己紹介
- ゆりはごく普通の天然女性です。 よろぴく☆ ログも読んでやってね。 アドヴァイスもよろぴ♪
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(先日の続き)Hシリーズ★RS団体懇親会 元殺人犯の話 消えない罪
2013年07月01日 00:56
その後、元兵庫県警刑事と元殺人犯の人、保護司の人と話した。殺人犯の人はこの刑事さんが現役時代に検挙し、出所後は保護司が担当となったのが縁となり、今でもこの三人は親交が続いているとの事。
元刑事:「ゆりさん、受刑者ってね、反省よか、いかにして仮釈放されるかってことばかり考えてますよ。人間ってやっぱり自分の事ばっかり考えるんだね。おおらかな考えなんて第三者にならないとムリみたい」
元殺人犯:「ええ~っ?そんな事ないですよ。私は反省したもん。刑務所の中で、『どうしたらいいのかな?どうしたら詫びれるかな?』って考えていたもん。出所したら被害者の親御さんに謝りに行こうって考えてましたよ」
元刑事:「はいはい、うるさいなぁ、もう(~o~)。あんたは例外ね。そういう例外の人もいるけど多くはって意味ね。でもね」
元刑事はグビッとビールを飲んでから続けた。
元刑事:「でもね、年月ってすごいもんでね、服役中は仮釈放の事した考えていない連中でも、出所してから相談が来るんだ。私や保護司さんのような警察関係者にね。被害者の方に謝罪したいから連絡とって欲しいってね。そういうのがあるから、つい人間の善良性ってものを信じたくなる」。
保護司の方:「そうだね。そういう人多いよ。謝罪っていっても自分を有利にするために口先だけ謝るでは意味がない。本当に本人が反省しないと意味がないんだ」
人間の心なんて毎日変わる。落ち着いてみると、自分の罪を反省する事もあるだろう。
私:「元殺人犯さん。被害者の方とは会われましたか?」
元殺人犯:「会いました。会ってくれました。服役中にも何回か手紙を送ったけど、開封せず返送ばかりでした。で、出所してから元刑事さんに相談して根気強く手紙を送ったんです。何回目かで受け取ってくれました。謝罪したいという希望に応じてくれたので、刑事さんと保護司さんを交えて会いましたよ」
元殺人犯:「今でも親御さんたちとは会ったりもしてますよ。おふたりの微笑んでる顔を見るとホッとします。(^^)自己満足だけど、私に殺されたあの人も喜んでくれてるかな、なんてね」
保護司さん:「被害者の親御さん達も冷静な人でよかった。静かに元殺人犯の謝罪を聴いてくれた。年月が過ぎていたから冷静になれたんだ。歳月ってすごいもんだ」
元殺人犯:「でもさ、、、」
元殺人犯さんはつぶやくように寂しそうにちいさな声で話した。
元殺人犯:「でも、どんなに反省しても反省しきれるもんじゃない。一番の謝罪は、親御さんたちの元にあの人を返すことだもん。でも、あの人を生き返らせる事が不可能だからどうやっても消える罪じゃない」
(ウラに続く)
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