- 名前
- 実花子
- 性別
- ♀
- 年齢
- 32歳
- 住所
- 愛知
- 自己紹介
- 喪女と化してますが、たまに日記書きにきます。 猫好きの猫娘です。
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卒業写真の想影
2013年03月07日 23:57
中学のアルバムを開くとブレザー姿の自分がはにかんでいる。
今はとても着られないその制服が我ながら似合っていた時期もあったものだ。
出会いも別れも淡々と過ぎてゆきがちな今日この頃だけれど、早春というのは空気そのものがどこか切ない。
一月は往ってしまった、二月も逃げてしまった、三月も去ってしまうのか。
これは小学校の校長先生が教えてくれた語呂合わせだ。何故かよく覚えている。
ニ月は張り詰めた月だ。受験の記憶がまだ新しいからかもしれない。
ふざけすぎた日常が冷たい空気に干されて引き締まる気がする。
私の中での二月、ねじを巻きなおす月。一月の浮かれ気分から入れ替わり、晴れて一年の始まりのような月だと思っている。
三月は切ない月だ。上にも書いたように別れの気配が立ち込めている。
二月の緊張がほどけ、生温い感傷にやられがちな季節の変わり目。
三月は時々胸が苦しくなる。人生について考えたりする。否応なく終わりを感じさせる。
けれど私はこの三月が好き。終わりあるものは何もかもが愛おしい。
淡い空をずっと見ていたくなる、ふと昔の夢を見たりする、旧友に電話したくなる、そんな月。
今日、駅前で胸に紙花をつけた中学生がかたまっていつまでも談笑していた。卒業式だったみたい。
私はあの頃みたいに輪に入って別れを惜しんだりすることが今後あるのだろうか。
別れは寂しいものだけれど、そうゆう風に誰かと別れることができたことが今では懐かしい。
家に帰ったらついつい卒業アルバム開いていた。今すぐ彼らに会いに行きたい衝動にかられる。
この季節が来るたび卒業の想影を感じとれるということは、それだけ私の中に大切に焼きついているということなのだろう。
それはとっても幸せなことじゃないか、とふと思った。
このデジログへのコメント
3月は確かに特別な感じがするね。
俺も異動になりそうだしなぁ…
> ドガさん
1番コメありがとです^^♪
異動かぁ・・・大変そう><
お疲れさまです
三月の感傷は前向きにとられていきたいものですね。
フレッシュな気分でいきましょ
上手い語呂合わせですね
確かにそうなりがちな気もします
だからこそ、4月は心機一転頑張りたいものです
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