- 名前
- くまごろう
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- 鳥取
- 自己紹介
- 最近は正しい近代史を中心にログを綴っております。 日本人であることを誇らしく思う今日...
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日本の輸出品目の大部分は製品じゃないよ
2013年02月26日 01:12
日本の輸出品目に占める製品の割合って、実はそんなに多くない。
自動車とか家電とか、そんなもんはたいして貢献してないんですわ。
実際、車なんてもんはトヨタにしろホンダにしろアメリカでも現地生産してるくらいだから、格別騒ぎ立てるほどではないですし。
日本のGDPに占める輸出の割合たった17%のうち、7割は実は中間財と言われるものです。
たとえば自動車用の部品とか鋼板とか、精製した油脂とか、液晶パネルとか。
塗料や接着剤、産業機械や工作機械、バッテリーや半導体材料のシリコンウエハーなどなど。
そのままでは使えないけど、それが無いと最終製品が作れないもの。
そういうのを中間財といいます。
製品を作るために必要な中間加工材料の輸出のほうがぜんぜん金額が大きいんですわ。
しかも製品のレベルは世界でもトップクラス。
日本の部品メーカーがただ一社でも操業停止すると、たちまち世界中が困るなんてこともよくあること。
ボーイング社の旅客機なんかも、部材の4割は日本の材料が使われていますし、軍需産業も日本の技術が無いと戦車も戦闘機も作れないというのが現実。
たとえば信越シリコーンという会社が作るシリコンウエハー。
世界中の半導体メーカーから引き合いがあるので、震災のときには世界中がパニックになったほど。
こういう技術の塊のようなもんは、朝鮮や支那の土人には逆立ちしても作れない。
韓国なんか最終製品しか作れないくせに、輸出依存度が47%とかいう事になってしまうから笑ってしまう。
つまり、部品は日本から購入しないといけないから、材料代がとても高くつく。
中間財作る企業が国内に無いから、いくら製品が売れても儲けが社会に還元されない。
おかげでいまや韓国といえば、アルバイト時給が300円くらいなのにマックのハンバーガーセットが500円とか、まるでコントのような日常になってしまっている。
日本経済が強いのは、安い原材料を輸入して高付加価値の中間財を生産できるから。
中間財がそのまま国内で消費されればお金が還元されるし、外国に売れば外貨獲得にも貢献できる。
案外、そんなことできる国って多くないんですよ。
このデジログへのコメント
> かぉたんさん
そうですか?
かなり噛み砕いて書いてるつもりですけど。
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