Pat Metheny

が好きでよく聞いてるんですが、Methenyがドジャズしてるアルバムも、Pat　Metheny　Ｇｒｏｕｐ（PMG）名義のアルバムも好きですねぇ。

そのPMGグループの今のレギュラードラムがAntonio Sanchez。こやつすごすぎ。今までのPMGのドラムはDanny Gottlieb⇒Paul Werticoだったんですが、正直彼らと格が違いすぎます。Danny　GottliebもＰａｕｌ　ＷｅｒｔｉｃｏもＰＭＧのバンドサウンドに合う的確でスマートなドラミングをしていたのですが、その的確でスマートなドラミングにアグレッシブさとイマジネーションを加えてるのがこのAntonio　Sanchez。

少し前のアルバム「Speaking Of Now」の中の曲で「The Gathering Sky」。この曲のドラムソロ聴いてみてください。よく聴くとドラムソロの後ろでクラベス（拍子木の円柱版でブラジルの打楽器）っぽい音が2-3でリズムを刻んでるんですね。CDを聴いた限りではAntonio　Sanchezのドラムソロの後ろで誰かがリズム刻んでるんだろーなーって普通におもってたんやけど、このアルバムのライブDVDを見たらぜーんぶ本人がやってたんです！！

よくドラムソロで、ハイハットを2拍4拍、もしくは1拍3拍で規則的に踏みながらドラムソロをすることはあるんですが（これだけでも難しい）、それをブラジルの典型的なリズム、2-3のクラーベを刻みながらソロをとるなんて！！信じられません。

このDVDはそれだけじゃなくて、2曲目にMethenyとドラムのデュオで「Go　Get　It」をやってるんやけど、そこでも驚異的なテクを見せつけてます。もうこの時点でノックアウト。かっこよすぎ。

ロックだろうがJAZZだろうが関係なし。ドラマー必聴　&　必見！！！

もちろんドラマーじゃなくても、Methenyの音楽はカッコイイんでぜひ聴いて見てください。