- 名前
- ドゥカティ
- 性別
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- 年齢
- 48歳
- 住所
- 香川
- 自己紹介
- 高松の31歳です。サッカー、バイク、ギター好き。普段出会わない人たちと趣味の話で盛り...
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季節の変わり目。
2006年09月23日 12:00
いつもいつも、友達に突っ込まれるが。。。
僕は結構体が弱い。
(と自分で思っている。。。)
特に季節の変わり目によく風邪を引く。
夏の暑い日々から。。。
気づけば18時には外は暗くなり。。。。
明け方はむしろ寒いくらい。
8月は、窓開けっ放しで寝てたんですが。。。
その流れで、まだ時々開けっ放しで寝ちゃうと。。。
朝はガクガクブルブルです。
んー、おなか痛い。
早く治さなくっちゃ。。。
疲れが溜まってるせいもあるはず。
ってことで、今日は、昼間はダラダラとデスクワークしてます。
病棟の患者さんは、ちょっと不穏な雰囲気の人がいるけど。。。
「末期癌のおじいちゃん(80代後半)は、もし呼吸が止まったら挿管する事になった。」
と、主治医がさっき伝言を残していった。。。
まあ、家族の希望との事だから仕方ない。。。
本人にとっては苦痛なだけかもしれないのにね。
いつだったかな?
半年くらい前に、人工呼吸器を外して問題になった事があるよね。
北海道の病院で女医さんが人工呼吸器を外して安楽死させたと。。。
なかには、家族とのコミュニケーション不足もあった事例もあるみたいだったけど。。。
「外してくれてありがとう。」と感謝されたケースもある。
挿管、人工呼吸管理を始めちゃうと、その後呼吸器から離脱するには。。。
自発呼吸の回復が見られないと出来ない。
自分で呼吸できない人は、呼吸器を外せないんですよ。
外して、呼吸が止まって、死んじゃったら、殺人になっちゃいますから。。。
言い方は悪いけど、無理やり機械で肺に酸素を送り込み。。。
意識レベルを落とすための麻酔薬を用い。。。
場合によっては筋弛緩剤も併用。
大半は、二度と目覚める事もなく、本人の体力が尽きるまで積極的な治療もせずに経過観察。
「少しでも長く生きていて欲しい!」
その気持ちは分かります。
自分の身内を失うって事は辛いことです。
自分も経験してるだけに、そういう気持ちが無いとはいいません。
それとは反対に。。。
回復する見込みの無い人を管だらけにして、酸素を無理やり送り込み、心臓も無理やり強心剤で動かして。。。
こんな事をされている本人は苦痛なだけとしか思えない時間を延々と引き伸ばす。。。
家族の希望とはいえ、ほんとに本人はそれで満足なのだろうか?
本人も望んだ事なのだろうか?
強心剤を使うこと。
これは、無理やり心臓を動かすわけですからね。
周りから見てれば、寝てるだけに思うかもしれませんが。。。
実際に、心臓にかかる負担は大きいですよ。
最初はジョギング、そしてマラソンくらい。。。
最終的には、全力疾走を無理やり何時間も、何日間もさせているようなものです。
ただでさえ体力も落ち、病気で苦しんだ後の患者にこんな事をするって事なんです。
また、長期臥床に伴う、いわゆる「床ずれ」であるとか、点滴管理から最終的に全身浮腫になってしまったり。。。
生前の元気な姿を知っていればいるほど、変わり果ててしまう外見。。。
時々、患者さんの家族の方から後悔の言葉を聞くこともあります。
「こんなになるんだったら、止めとくべきだったのかなあ」
こればっかりは、経験しない事には実感が沸かないですからね。
それに。。。
100%冷静に判断するってことも難しいですからね。。。
家族全員での総意ってのも、まとまらない事もあるでしょう。。。
家族を思う気持ち。
それは大事にすべき物、尊重すべき物だと思います。
それとは別に。。。
患者さんの本人に対する「人間らしさ」とか、「尊厳」って物も大事にしたい。
僕はそう思っています。
また、こんな意見は医者のエゴなんて批判を受けるかもしれません。
僕は、「医者」のエゴとは思ってないです。
多くの末期癌の患者と向き合って。。。
なおかつ、自分の身内を癌で無くした一人の人間として。。。
自分の経験、心情を踏まえての考え方なのです。
けっして「最終結論」ではありません。
現在の、自分のスタンスが、こうだと思っていただきたいですね。
もちろん、同業者の中でも、色んな考え方があるのは事実です。
末期患者に対しては、どこかで、「延命措置」の選択をしなくてはいけません。
これはドクター主導で勧める事はありません。
病状説明をし、選択肢を出し、その上で患者、患者の家族で決めてもらいます。
患者自身に判断能力の無い場合は家族のみの決定となりますけどね。
自分が担当するからには、意見を求められれば自分の考えを率直に述べます。
延命の功罪。
今後、考え方が変わることもあるかもしれませんけどね。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
>雛さん
末期癌は苦しいものです。
僕たちに出来る事は、いかにして患者さんの苦痛を取り除いてあげるか?
それだけです。
患者さんの希望に沿ってあげること。
常に気をつけています。
>ちよさん
苦痛の顔は見てるほうも辛いですよね。
闘病の末、残念なことになったとしても。。。
安らかな顔で逝ってほしいなあって思います。
>京さん
癌の告知、余命の告知。。。
そして、延命措置の選択の説明。。。
いつもいつも、心苦しくなります。
患者さんとの信頼関係が築けてないと難しいですね。
>ユリさん
末期癌で闘病されている患者さんの家族の方には、こういった意見もあることを是非心に留めて欲しいです。
それが正直な本音です。
言い方は悪いですが、「とにかく一秒でも長く生かして欲しい」という考え方は。。。
僕からすると「家族のエゴ」
あえて、こんな表現とさせてもらいますが、そう思います。
人間らしさを保てない状態。
管だらけにして無理やり血液を循環させ、酸素を送り込むことが、はたして「生きている」事なのでしょうか?
万人に受け入れられる考え方なんてないですからね。
批判していだいて結構です。
そこから学ぶ事も多々あるでしょうし。
コメントありがとうございました。
>すぅさん
難しい問題だと思います。
うちは、生前から。。。
というか、病気が分かる前から家族で話し合ってましたから。
全会一致で「人間らしく」
無用な延命措置はせず、対症療法のみ。
苦しませない、苦しまないってことを第一にしました。
>紗姫さん
「死」に向き合うってのは難しいと思う。
死に対して、皆が同じ見解を持つ事はありえない。。。
延命措置にせよ、決断を家族にまかせるってのは。。。
ある意味、医者の責任逃れなのかもしれないね。。。
このデジログへのコメント
そういう判断って難しいですよね。身内に末期の肺癌の人がいるんですけど、どうなっていくのか心配です。
病院勤務経験が3年有るので、本当に考えされられる点が有ります。自然の儘にが理想ですよね。やっぱ~。
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