- 名前
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- 自己紹介
- 昔、ラグビーしてましたので、がっちりした体系です。 最近、歩き出したらウエストが帰っ...
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哀しみの星 を読みました
2012年03月30日 08:54
新堂冬樹さんの「哀しみの星」を読みました。
物語の最初から、強烈です。
母親に首を絞められて、死にかける主人公(女性)。
6歳のころの出来事。
その後、高校生となり、普段は明るい性格の優等生を演じていますが、心の底の暗闇が、じわりじわりと彼女の心を蝕んでいきます。
「自分は悪魔の子、生まれてきてはいけなかった…。」
気持ちも人生も、負のスパイラルへ。
そんな中、荒廃した公園で出会った盲目の青年。
目が見えない彼と心の目を閉ざした彼女。
お互いの暗闇に、心惹かれますが、周囲が二人の関係を邪魔します。
荒んでいた心が一気に崩壊していく主人公は、優等生の仮面を脱ぎ、暗黒の感情に支配されていく中、彼に救いを求めたいが、堕落した自分は彼にふさわしくないと、ますます心を閉ざしていく。
最後の最後で、彼に救われますが・・・。
彼女の負った代償は。
彼女は人生を取り戻せるのか?
短めの作品でした。
お勧め度は、中です。
ただ、こういう問題を扱う作品は嫌いではないので、この作家さんの作品を今後追いかけていきたいと思います。
このデジログへのコメント
DeepLoveのアユ編みたいな印象を受けました♪
最近、慢性的な寝不足で長編小説が読めてません~☆
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