1番大好きだった人②

21才の時の夏に彼から急に
別れたいって言われた｡


理由は､好きな人が出来たんだって｡


相手の人は4つ年上で､
一緒に仕事したのがきっかけだったそぅ｡




私は別れたくないって言わなかった
っていうより､言えなかったの方が正しいかも！



年上の女性にかなわないと思った｡
彼のお母さんにかなわないみたいに｡
私には､彼の弱さを全部受け止めてあげる力が無かったのかも。たまには誰かに頼りたい！そう彼が思ったときに、それは私ぢゃなかったんだろうなって。






彼が寂しがったり､孤独を嫌う理由はどこかに母親の愛情や温もりを求めてたから！

その気持ちは良く理解できた｡



理解できたからこそ､私がその役目をしてあげたいと思ってたけど
それは所詮ままごと程度だったんだよね｡

弱いもの同士寄り添って､傷なめ合って慰めて合う関係はずっとは続けられなかったんだと思う｡


同じ境遇だったからこそ理解し合える
､二人にしか解んない絆で強く繋がってると思ってた｡


けど､それって多分愛情ぢゃなかったんだね｡




私だけが取り残されたみたいに､
暑いも寒いも音も全部の感覚が急に無くなって､それでもなんとか冷静に受け止めようとした｡


彼が幸せになれるなら応援したい気持ちの反面､彼に裏切られたような絶望感もあるし｡

私を笑わせたみたいにこれからはその人を笑わせるのかなとか､
お揃いの指輪返すのかな？とか｡
これもｻﾌﾟﾗｲｽﾞで本当はこのあとﾌﾟﾛﾎﾟｰｽﾞするんぢゃないの？とか(^^;)


よく分かんないくだらないことまで
頭の中駆け巡って｡｡



｢本当に別れるって決めたの？｣
ってもう一度彼に聞いてみた｡

｢ごめんなさい｣



で､私達の恋愛は終わった｡



そのあとはもう本当に､ﾃﾚﾋﾞや漫画みたいに自暴自棄…｡


好きでもない男の人とたくさん付き合ったし､恋愛みたいなこともしたし､平気でﾊﾞｯｸﾚたし｡

嫌いなﾀﾊﾞｺも吸うようになったし
お酒も飲むようになったし…
彼が好きだったﾛﾝｸﾞの髪もﾊﾞｯｻﾘｼｮｰﾄに(--;)


とにかく彼を忘れるためだけに一生懸命生きてた気がする(笑)


彼が今､新しい彼女と笑ってるのばかり想像しちゃって､私はいつも､自分も何かしなきゃ！どｰにかなんなきゃ！って焦ってた｡


ﾒｲｸも変えて､ﾌｧｯｼｮﾝも変えて常に新しいことをして気分を変えようとして｡



でもそれから半年くらいかな？してからまた彼から連絡くるようになって｡



やっぱりお前の声は電話越しに聞くと落ち着く！とか

笑い方そのまんまだな！とか

急に思ったけどよくよく喋ってみると○○○って名前(私の名前)､響き綺麗だよな！とか

ﾗﾘってるの？ばりにｸｻい事言う日もあった｡





いつかの電話で､
やっぱり○○○と一緒にいたい｡
って言われた！

かなり､うれしかった★

でも素直に喜べない…
別れたいと言われたときのｼｮｯｸが大きすぎて､もうあんな経験は絶対にしたくないと思ったから｡


また大好きな人に置いていかれるの怖いから｡




新しい彼女とうまくいかない事とか､喧嘩しちゃった事とか､そｰいうの聞くと確かにﾎｯと安心してたくせに､
いざ私のとこに戻りたいと言われたら

それはなんか違った｡


２人ﾖﾘ戻ったところで､前みたいにはなれないでしょ｡｡


私は､また裏切られるかも‥私がもっと大人の女らしくいなきゃ‥
そｰやって無理して気にして付き合っていけない｡



彼のこと大好きだけど､大切な人だけど､私ももっと違う方見ていかなきゃいけないと思った｡


最後､彼と話し合ったとき
私は私で幸せになるょ！って言って
私たちは本当に終わった｡




今は彼がどこで何してるのか解んない‥｡結婚したのかな?!
気になるけど､知るのは怖い(^^;)



知らなくていい事もある！
っていうのはきっとこの事｡