- 名前
- ひろし
- 性別
- ♂
- 年齢
- 61歳
- 住所
- 北海道
- 自己紹介
- よろしくw
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正夢
2011年12月25日 11:05
学生の頃
入学と同時に大学に行かなくなった俺
いつの間にか入ることが目的となり
大学での目標が見えなくなったのだ
夢 が描けなかった
当時は学生寮に住んでおり、遊ぶ相手には事欠かない
バイトにマージャン、夜毎繰り広げられる酒盛りで
生活は忙しく充実していた
だが、大学にいかないと大きな問題が発生する
それは単位が取れないことだ
大半の講義は試験のみでクリアーできるのだが
語学だけはそうはいかない
出席日数が足りないと容赦なく落第となってしまう
ある日のこと
俺はいつものごとくマージャン部屋にいた
「ポ~ン!ロ~~ン! 絶 好 調ぉぉぉ~ ふひいひw」
時計がシンデレラタイム(午前零時)を過ぎた頃
そばで見ていた まるちゃん (体型から名づけた)が
「そろそろ寝るか・・・明日も朝から講義だし・・・」
まるちゃんは、俺と同じ講義を受けており
よく代返(代わりに出席の返事をすること)を頼んでいた
いつも頼んでばかりで悪いので
調子に乗っていた俺は
「明日は徹夜してでも行くから大丈夫だよ~んw」
と言い切ってしまった
まるちゃんは部屋に帰り
俺はマージャンに集中し終わった頃には
夜が明けていた
「おし!まだ時間はあるちょいと仮眠だw」
いつも後で悔やむ甘い判断
俺はすぐに爆睡モードに突入した
「じりりりりりりりりりん!!!」
目覚ましがなった
ううううっ
起きなければ・・・
ううううっ
んがぁぁぁ
ううううぅぅ
ん?うぅぅぅぅぅぅぅ
ベッドの上でもがき苦しむ俺
するとそこへ
トン、トン、トン
がちゃり
「おい!行かないと遅刻するぞ!」
まるちゃんだぁぁぁ!
俺はすかさず昨日の前言を翻し
「た・・・たのむぅぅぅ代返してくれぇぇぇぇ・・・」
寝ぼけた声で懇願する
「・・・・わかったよ」
まるちゃ~~~ん、ありがとう大好き!!
んがががっがっががっがががが
すっかり安心しきった俺は夕方まで
黄泉の世界をさまよった
夕方、すっきりした俺は食堂でめしをかき込んでいると
まるちゃんが帰ってきた
「まるちゃ~~~ん!今日はごめんね~ありがとうww」
まるちゃんいわく
「・・・・ん?なんのこと?」
あり?
へ?
え?
まるちゃんと話してやっとわかったのだが
まるちゃんは朝、俺の部屋には来ていなかったのだ
俺は夢の中のまるちゃんに代返を頼み
その夢に安心しきって爆睡していただけだった
夢 見る俺は
夢 に安堵して
単位習得も 夢 に終わったのだった
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