インドネシアのトイレ事情

とても不思議なインドネシアのトイレ事情です。

一般の家々のトイレについて

まず紙が置いてありません。

トイレの中に水桶と水をすくう杓子があります。

どうするかと言うと、大便器にまたがり用をたした後、杓子で水をすくい、左手でお尻を洗うのです。

気をつけなければいけないのは、慣れていないとズボンを濡らしてしまいます。

また、水洗なんてありませんので、タテ穴を掘って、その上に便器を置いてあるだけのシンプルな作りです。

不思議なことに、数十年も使用しているのに、１回も汲み取りをしないらしい。

多分水は地中に浸透し、固形も水化して地中に浸透しているのでしょう。

地中に浸透した水は小川に流れ、小川の下流ではその水を汲み上げてまた飲用に使います。

非常にシンプルなサイクルですね。

また、食事をするときは箸がありませんので、右手の指で食べ物を掴んでそのまま口に運びます。

だから、お尻を洗うのは左手、食事をするのは右手と決まっているのです。

郷に入らば郷に従えです。トイレットペーパーを持っていくなんて野暮なことはしないほうが良いでしょうね。