女子のしぐさから本音は読み解ける？（４）

そこで、テレビや雑誌の活躍でもおなじみの精神科医、名越康文先生にお話を伺ってみると、「う～ん正直、『こういうときは、こうですよ』って言い切るのは、限りなく難しいですね」と慎重なお言葉が。え、そうなんですか？

「例えば、好意のある異性に接するときは確かに声が高くはなるけど、逆に、怒ってるときだって、興奮してるから声は高くなる。笑顔にしてもそうで、嫌な相手に、これ以上近づいてほしくないから見せる笑顔もある。だから、声が高い女子や笑顔の多い女子が自分に気があるとは一概に言えないんです。これらの例からもわかるように、すべての行為において『攻撃性か、親和性か』っていうのは紙一重ですから、まずはその質感の違いを見分ける方が大切です。それに、好意のサインを仮に捉えられたとしても、そこから先の詰め方の方が難しいと思いますよ」

「”声が高い女子や笑顔の多い女子が自分に気があるとは一概に言えないんです。これらの例からもわかるように、すべての行為において『攻撃性か、親和性か』っていうのは紙一重ですから、まずはその質感の違いを見分ける方が大切です”とのこと、結構難しそうですね」