密教カフェバー　私のﾅｰﾃﾞｨ詰まっていたべ（・_・）

Cさんと一緒に京都の密教カフェバーまで行った。

最近、真言宗僧侶でもあるN尾さんがバイトしているとのことで、彼からお誘いされていたのである。
駅を出て近くの民家である。普通の一軒家のようであり、玄関の看板に気がつかないと通りすぐそうなこじんまりとした造りである。

「こんばんは」と暖簾をくぐると、袈裟を着たN尾さんがいた。
N尾さんは本当に袈裟がよく似合う。まん丸メガネをかけた色白な丸顔はお坊様の典型のようである。

柔らかなお香の匂いが漂っていた。カウンターとテーブルが2つあるだけの店内。
アロマ蝋燭がレンゲかたどったガラス器の中で燃えていた。
お店のオーナーは霊能者の女性だそうである。

N尾さんからCさんや私の話をよく聞いておられたとのこと。手当てにより、ナーディの通りを良くする名人らしい。
私も肩に手当てをしてもらった。私は肩凝りと偏頭痛を起こしやすい。10代の頃からの傾向である。ナーディの通りが悪くなると血液循環が悪くなり変調をきたすのである。

女性オーナーの小さな丸みのある掌が肩に当たると強力な熱のエネルギーを感じた。
かなり気の力が強いタイプのようである。
当てている掌からどんどんエネルギーが出ている。私の体中を巡っている。手足の先のほうまでエネルギーが広がってゆきすごく気持ちが良い。全身が柔らかくなる感覚になった。
やがて、頭頂にびびびと軽い痺れを感じスーと抜けてゆくのを感じた。

「ゆりさん、頑固に詰まりがあったね。通らないかと思った＾＾；かなりの気を送ったら、やっとこさ通った＾＾」とオーナーは微笑んでいた。
いやはや、尼さんも大変だったろう。

（裏に続く）