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孫子

2011年09月16日 20:36

敵を知り己を知れば百戦危うからず


一度は聞いたことがあるかもしれない孫子
孫子紀元前500年に中国の小さな国を拡大した孫武という人が残したとされている書物です。
戦争に関する内容になっています。



そんな説明では昔過ぎて全然ピンとこないですが、現代でも「使える」内容が残されています。


最近「ボレロ」を聞いたのですが、初めてだと思ったら聞いたことがありました。
クラシック音楽と同じで、孫子でも意識したことはないのに知っている、という内容が多いです。


武田信玄の「風林火山」も孫子の引用です。
風のように速く林のように静かに、火のようになんだっけ。



元ネタでいうなら、760年ごろ福岡太宰府にいた元エリート遣唐使で18年中国にいた吉備真備のもとに孫子を学びに武官が派遣されていました。
数年後に起きた藤原仲麻呂の乱に役立ったそうです。
強引にこじつけた。



なぜ現代でも使えるかというと、古い話は内容がファンタジーになってくるのに、この孫子は徹底した現実主義
理想論よりまず現実を見ろ、です。
戦いに勝つには戦わないことだ、と言ってるくらいです。




現状把握の重要性について短く語っています。

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」

言われてみると当たり前だけど、できてないな、って思うことが多々あります。
逆に、自分がダメなことを理解している人、相手の状況に合わせることが出来る人ってすごく印象がいいですよね。
まさに「敵を知り己を知る」ってこと。

「戦争」とか「敵」って表現が誤解を招いて、争いを好まない人が敬遠しがちですが、だからこそちゃんと正しく知っている人はそれが強みになると言えます。

男性でも女性でも「自分さえよければいい」というのが垣間見える人もいるし、自分のスキルアップには興味がない人もいます。

見込みがない好きな人にずっと囚われているのも自分も相手も見えていない状態だな、と思わされます。



孫子理論に合わせると、こういうことも言えます。

自分が好きなだけなら恋、自分を好きって言ってくれる人を受け入れるのが愛。

愛しあう状態が理想なのは言うまでもなく、恋してるだけではダメってことですね。
そのためには愛される理想の自分を想像するだけではなく、ひとつひとつ現実的に自分を変えていかなければいけないことも厳しく語っています。

それこそ理想論かもしれませんがw

戦争をしたがる王様に対して、孫子の戦略論ではこのように述べていました。

1 敵味方、どちらのトップが人心を把握しているか。
2 どちらが優秀な人材がそろってるか。
3 立地や時間のタイミングはどちらに有利か。
4 法律はどちらがより厳格に守られているか。
5 軍隊はどちらが強力か。
6 訓練はどちらがよりなされているか。
7 給料の支払いはどちらがより明確に守られているか。
以上の要素を戦前に比較し、十分な勝算が見込めるときに兵を起こすべきとする。

これを言われた王様も耳が痛かったでしょうね。
でも無視したらきっと負けるんでしょう。
だから自分の国を変えるためにがんばったかもしれないし、諦めて大人しくなってしまったかもしれません。

ひとが出来て当然なことができない。
他人には標準なのに自分にとっては辛い障害。
そんな劣等感もある自身にとっても厳しい内容が多いので、なかなか取り上げる人もいないし、たまにはこういう話でも、と思って書きました。

コンプレックスがあるのは自分を知ることだから悪いことじゃない、それで終わったらダメだけど、知ることは良くなることのスタートだ。





__


嘘次回予告
孫子とかスキルアップとかどうでもいいから、いまあるのでなんとかしようぜwww」




__

このデジログへのコメント

  • ゆい 2011年09月16日 23:21

    疾きこと風の如く、静かなること林の如し
    侵略すること火の如く、動かざること山の如し
    ですかね

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